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2022/06/07リンク切れ修復 2013.3.30初版

伊藤真  『護憲、改憲を言う前に・・・憲法とは何かを考える。』について 自民党の憲法改正草案編

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◯ラジオまとめ #051 TBSラジオ DIG 2013.3.21「伊藤真『護憲、改憲を言う前に・・・憲法とは何かを考える。』について」自民党の憲法改正草案編 #dig954

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TBSラジオ DIG 2013/3/21 
青木理・江藤 愛
ゲスト:資格試験指導校「伊藤塾」塾長 弁護士  伊藤真

〜『護憲、改憲を言う前に・・・憲法とは何かを考える。』について〜

基礎編はこちら
改憲編はこちら

自民党の憲法改正草案はいつ作られたのか?
自民党は、平成24年4月27日に、憲法改正草案を作りました。

草案の、注目ポイント
現行の憲法99条では、国民が守るようには明記されていません。
ところが、自民党の草案の、憲法尊重擁護義務の102条では「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない」としています。
これは立憲主義とは逆、否定するに近い。
そして、天皇と摂政を、憲法尊重擁護義務から、あえて外しています。

天皇を憲法でしばることが、現行憲法ではとても重要なこと。
明治憲法では主権者だった天皇を政治利用した。
天皇を憲法でしばり、政治かにかかわれないようにしました。
これが、現行憲法の第一章。

戦前、軍隊が暴走した。
そういうことのないように、軍隊をしばったのが、第二章の「戦争の放棄」です。

これにより、国民の人権が保障されるということで、第三章の「国民の権利と義務」があります。

この草案により改正されると、国民は国にコントロールされます
この草案では、国民も公務員同様しばり、天皇と摂政だけを、憲法から超越した存在にしようとしています。

本来、憲法は、国民が人権を守るために国をしばるためのものだったが、
自民党はそれを、国家が国民をコントロールすることができるものにかえようとしています。

自民党は、立憲主義をわかっていないのか?わかっていながらやろうとしているのか?
この草案を作った政治家が、立憲主義を知らないという発言があり、以前、Twitterで炎上しました。
立法できる立場のひとが、立憲主義を知らないというのは恐ろしいことです。

あるいは、あえて、立憲主義を否定し、日本独自の憲法を作りたい、と思っているのかもしれません。

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本来、国民の義務をかく必要のない憲法。自民党は、国民の義務を増やそうとしています。
・国旗は日章旗とし、国歌は君が代とする。 日本国民は、国旗及び国歌を尊重しなければならない。
・自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない。
・緊急事態令が発生された時には、なんびとも措置に関して発せられる、国その他の公の機関の指示に従わなければならない。
・家族は助け合わなければならない。
・愛国の義務
・国防の義務
・領土を保全する義務
などなど、10あまりの義務を、国民に課そうとしています。

これは立憲主義からいうとかなり異質。立憲主義の国ではありえないことです。

自民党が、国民の憲法尊重擁護義務を規定したのはなぜか?
自民党の憲法改正草案のQ&Aに「Q39.国民の憲法尊重擁護義務を規定したのはなぜですか?」とあります。
答えは、「憲法の制定権者たる国民も憲法を尊重すべきことは当然であることから、 102条1項を新設し、「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。」と 規定しました。
」です。
これを読むと、憲法が公権力をしばるものと、うすうす知っているように思います。
知っていながら、国民をもしばろうとしている。
立憲主義を骨抜きにしようとする意図がハッキリしています。

こういう考えで、憲法改正をおこなうのは、国民にとって、とてもまずいことです。
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