++ 地震予知の実用化に向けて 国に本質を嗅ぎ取ってもらいたい FC2++


2019/03/12 2003.9.26初版

地震予知の可能性 その3 FC2

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※Yahoo!ジオシティーズ終了によってリンクが切れており、
ご迷惑をおかけてしていました。
このたび引っ越しも終わり、リンクを張り直しました。
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 けさ早朝、北海道十勝沖でマグニチュード8.0の巨大地震が起きました。
被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

さて、 地震前兆観測センターから9月22日に3枚つづりの情報がでました。
 この3枚はホームページの下の方にあるEPIOニュースのページで見られます。
(リンク切れ)
それを読むと、9月20日に発生した千葉県南部M5.7地震について地震規模について、
規模の予想がはずれて最大の失敗と書かれています。

 串田氏ご本人にとっては確かに最大の失敗かもしれませんが、
国の機関も地震学の権威も誰一人として
「関東という地域を絞り、規模と月日まで前もって特定して地震が発生する」と
予想した人がいたでしょうか。

 確かに日にちも3日のずれ、場所が80Kmずれていて、
規模がM=1.5のずれであって、串田氏の尺度の中では「失敗」でしょうが、
果たしてこの予知を「それみたことか、はずれたじゃないか!」と
いえる資格のある権威やら国の機関の人たちがいるでしょうか?

 国の機関も地震学の権威も、
だれも歯が立たない地震予知を一民間人が着々と実績を積み上げているのをみて
批判すること自体が滑稽です。
自分では手も足もでないことを棚にあげて、
いろんな理由(インチキだ、非科学的だ・・・)などと批判し
無視し続けることは見苦しいことだと思います。

 ちょうどだだっ子が今まで食べたこともないモノをみて
「まずい、気持ちが悪い!」などといって拒否したり逃げ回っているように見えます。
まずは科学者である前に成熟した大人であってほしいものです。

 また、ここでも誤謬の原則(役所や役人は絶対に間違わないという意味)がはびこっており、
前任者が「予知はできない」といえば後任者はそれを覆すことはできません。
「先輩、こうやれば予知できるかもしれないですよ!」とでもいったら
その後がどうなるかはその後輩が一番理解しているはずです。
そういうことを察知する能力には長けているので先輩を否定するようなことはしません。

 そうするとどうなるかといえば
昨日と同じように今日が過ぎ、また明日になる・・・・というのが延々と続くことになります。
年間100億円のお金を使ってきて、
これまで30年で数千億円をつかったと言われているわけですが、
金額もさることながら一体このお金に何人の人がぶら下がっているのでしょう。
(一説には累積一兆円と言われている。2008年)
人件費は別枠かもしれませんので人数を把握することはできませんが
相当数いるだろうことは想像に難くないです。

 地震予知という究極の目標が実現しそうな方法を一民間人が、
そのセンスと情熱とを持ち合わせた科学者が方法を見出したわけでして、
それにも目を向けて研究の軌道修正の検討をいまからでも始めてほしいものです。

 最近は成果のでない研究にはお金は回せないということで
地震関連の予算が削られているそうです。
それは当然ですが、
しかし研究のやり方に問題があって、
それがために成果がでないということから予算削減ではいくらなんでも短絡過ぎます。
予算削減の前に研究方法を見直すことが先決です。
予知が出来そうなのに「出来ないもの」として葬ってしまうことが
どれほど後世に禍根をのこすことになるか猛省してもらいたいものです。

 今まで使ったお金も無駄になるし、
そこに投入した人的パワーも無駄になってしまいます。
これまでの研究成果も最大限生かして、
地球物理、天体物理、電波天文、電波伝播、電子工学、物性物理、
測地学、物理学、放送技術、地震学などなど
それぞれの専門家がチームを作りこの人類未踏の分野を切り開いてほしいものです。
一からのスタートではなくもうすでに足固めは出来ているので、
国の総力をあげればできないことはないと考えています。

 それを実現するには、串田氏の方法をさらに磨き、
人員、観測網、機材を充実するのにいくらあれば可能だろうかと考えてみました。
確かな根拠のある数字ではありませんが、
おおざっぱにいってこんなところではないかというものです。
1.日本全国をカバーできる観測拠点を最適場所に新設を含めて設置(おそらく10箇所はいらないのでは)
2.各拠点に24時間交代で観測できる人員を確保(自動化が進めば夜間は無人でもできるかもしれない)
3.専用の周波数でしかも送信所を特定できる電波を送信する送信所を最適なロケーションに新設
  (既存の送信施設を間借りすることも可能)
4.自動観測できるように各拠点の観測装置類はデジタル信号処理できるように
  専用の受信機、アンテナ制御装置、コンピュータ処理できるソフトウェアを開発
これだけのものをそろえるのに初期費用は100億以上はかかるかもしれないが
翌年以降はずっと少なくなり
機器メンテナンスと観測と研究をこなし、更なる実用化に向けて実績を積んでいけると考えます。

しかし、実際にやろうとすれば、やはりつぎの障害が想定されるので、
  1.「役所の誤謬の原則を取っ払うこと」
  2.「権威崇拝をやめること」
役人天国、霞ヶ関に支配されているここニッポンでは
どれも実現しそうになく、虚しくなります。

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