++ ノートパソコン 画面が表示されない 外部モニタをつないで液晶が表示されない故障に備える ++


2006.1.17初版

ノートパソコン画面が表示されない 外部モニタをつないで液晶が表示されない故障に備える

ノートパソコン(シャープPC-GP1-C7M)の液晶が見えなくなるトラブルがあり、画面が見えないためにまともに操作できない緊急事態があった。
この事態でも Windows はちゃんと動いているので、見えさえすれば何とかなると考え、外部モニタで代用させたときのメモである。
普段から Windows の設定操作に慣れていてこの設定画面まで手探りでたどり着けるお方で、明るい蛍光灯の光のもとでなんとか液晶画面上のカーソルの動きがわかれば設定ができるかもしれないが、実際やってみると見難いカーソルと、画面の文字を認識するのは骨が折れ、よほど設定画面が頭に入ってないと難しい。

【 方法 】
この方法ができるのはノートパソコンに下図のVGAコネクタがバックパネルなどに付いていることが前提となる。たとえノートパソコンでも超薄型、たとえばシャープ MURAMASA のように VGA コネクタがそもそもない機種もあるが、残念ながらこの方法は使えない。(めったにないと思うがテレビを接続できるコネクタがあればそれでもOKである。)
こんな機種でもネットワークに接続されていて、VNC と呼ばれるソフトをインストしておくと外からログインできる方法もあり、多くのメリットはあるが、セキュリティのことと、ネットワークが必要となり、あまり一般的ではないのでここでは取り上げない。RealVNC Enterprise のメモ
15pinConnector

まず設定にあたり、外部モニター、例えばブラウン管タイプのCRTでも液晶型でもOKで、また画面の大きさとか解像度は問わないので何か一台を用意する。しかし、同じ15ピンのコネクタでも昔のPC98用のモニタは原則使えない。マルチスキャン型のモニタならケーブルの変換をなんらかの方法で行えば使える可能性がある。少し情報をアップした。「PC98用モニタケーブル、IBM互換機モニタケーブルピン配列

このモニタとパソコンをVGAケーブルで接続して、モニタの電源を入れる。

※※ 注意: モニタの電源を入れないと Windows がパソコンのVGAコネクタにモニタがつながっていることを認識しないので、設定画面を開いても設定ができない!!※※


【 パソコンの設定 】
set1

設定→詳細設定
set2

以下のマルチモニタ設定画面はそれぞれのパソコンによってモニタのメーカも種類も異なるので画面の様子もタブの用語も微妙に違ってくるが、それらしきタブを開いて下図のようなモニタがいくつかでてくるタブをさがす。・・・ディスプレイとか xxxDisplay などと表示されているタブが目安になる。

この画面はパソコンによって異なる。参考例(xxxDisplay とかディスプレイなどと表示されているタブを探す)
set3

この例ではブラウン管型モニタをつなぐので CRT にチェックをいれて、「適用」をクリック。たまたま手持ちのモニタにブラウン管タイプがあったが、きょうび持っているほうが少ないし、液晶型しかなければかまわずこの「CRT」のところにチェックを入れる。設定項目の方に液晶型の項目がないから仕方がないのだが、要するにこの設定画面ではどんなタイプのVGAモニタでもこの「CRT」にチェックをいれよという意味である。

この画面もパソコンによって項目の名称(タブ)とか、見栄えがずいぶん違うので面食らうかもしれないが、この図のようにモニタがいくつか設定できるタブがあるので順番にめくってみる。

これ以降の設定の途中で接続したモニタの情報が Windows が持ち合わせてない場合も結構あり、そんなときはドライバーがないからとかCDがないとかであきらめるのではなく、「Generic」とか標準VGA モニタとか適当に選べばいい。ようは少々文字が大きくとも画面が小さくとも何かが映れば後は設定をしなおせるのでそんな細かいことにとらわれずにとにかく画面を映し出すことが先決である。


首尾よく設定ができたら Windows から確認がでるので「OK」をクリック


さらに「はい」をクリック


「OK」をクリックで設定が終わる。この例ではパソコンの液晶と外部のCRTの両方にチェックがはいり共に同じ画面が表示される。


上図のように液晶LCDとCRTに「チェック」がはいり、両方に同じ画面が表示される。


【 デメリットなど 】
上図のように設定が保存されるようなメッセージの振る舞いだが実際は電源が切れるとなぜか設定が元に戻ってしまう。特に元に戻さないと不都合であるとも思えないがこれが仕様なのか、ほかにレジストリで設定できるのか調べている。
その点では前述の VNC を使う方法ならログインからシャットダウンまで行えるのでいちいち設定する煩雑さから開放されるメリットはある。

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白バイは“黒バイ”か
地方局記者が執念で迫る

「これです」
被告の支援者が数枚の写真を取り出した。
路面には黒々とした二本の筋。
裁判で有罪の決め手となった、スクールバスの「ブレーキ痕」だ。

「このブレーキ痕は、警察が捏造した疑いがあります。これは冤罪ではありません。警察組織の犯罪です」

――二〇〇六年三月三日午後二時半頃、高知県旧春野町(現高知市)の国道五六号で、高知県警の白バイと遠足中のスクールバスが衝突し、白バイ隊員(二十六)が死亡。
バスの運転手、片岡晴彦さん(五十二)は現行犯逮捕された。
同年十二月には業務上過失致死罪で起訴され、翌二〇〇七年六月には禁固一年四カ月の実刑判決が高知地裁で下された。
その後、高松高裁、最高裁と判決は覆らず、二〇〇八年十月、片岡さんは獄中の人となった。

香川県と岡山県を放送エリアとする地方テレビ局「KSB瀬戸内海放送」。
同局の報道記者である著者のもとに突然、見知らぬ男性から電話が掛かってきた。
男性は、「この裁判は作られたものだ」と訴えた。
事件が発生した高知県のマスコミは、どこも耳を貸してくれない。
藁をもすがる思いで、かすかなつてを頼って県外の地方局の記者に連絡してきたのだ。

この一本の電話をきっかけに片道三時間半、著者の高知通いの日々が始まった。
法廷の場で結審されたとはいえ、不可解な点が多々ある高知「白バイ衝突死」事故。
本事件の闇を徹底的に追った渾身のルポルタージュ!

◎テレビ朝日『報道発 ドキュメンタリ宣言』の放送で大反響!
  
    ■ 耐震偽造で新たな展開になっています ご興味があればごらんください --> まとめページをアップ   2006.10.20
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