++ FORUM MB-210S デジタル電波時計 分解 ++


2012.3.4初版

FORUM MB-210S デジタル電波時計 分解

内部の基盤のようす。FORUMがブランド名かメーカ名かは不明。中国製。 RADIO WAVE CONTROLLEDもトップに表記されている。単三電池1本で動作する。
電波時計の基本性能はクリアしているが、ただスイッチの接点不良はどうにもならない・・・・

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この機種の最大の欠点は1年もすると接点が不良になってしまうことである。
この接点は安物の電子機器には多用されている。ちゃんとした名前を知らない。動作は、金属片がバネ状になっていて、上から押されると反り返って、ペキッとかパキッという音を出してパターン面と接触する。基盤面のパターンに金メッキが施してあればまだましだが、じきに接点不良になる、いわくつきのスイッチである。

よって、ときどきこのように分解して接点をクリーニングしなければならない。消しゴムと接点復活剤が必需品となる。
接点面のメンテが終わったあとは、4つのスイッチ片が外れないように上からセロテープなどで覆る必要がある。このテープ(安いから)でもいいが糊がベタベタ残るので、できれば透明ブックカバー(粘着性のシート、ニチバン カバーフィルム ロールタイプか類似品)の方が糊が残らず Good である。

普段は タイマーも使わず、単に時刻表示だけをさせているなら、スイッチを弄る必要がないので接点の不良があろうがなかろうがどうでもいい。
が、電池交換時などではどうしてもスイッチを使って年月日を合わせなければならず、その時にスイッチが動かないとどうにもならない。
ちなみに、この機種は自動では年月日までは合わせられない。

バーアンテナ  コイルに並列に共振回路用のセラミックコンデンサが半田付けされている。
MB-210S_3s.jpg

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