++ WindowsXPが立ち上がらない 次のファイルが存在しないかまたは壊れている ++


2014.1.6 2004.10.10初版

WindowsXPが立ち上がらない SYSTEMファイルが読めない

ほかのページへのリンク:
   ■ Windows XP が立ち上がらない 2 hal.dll が読めなかった 2006.7.3

いつものようにレジストリクリーニング、レジストりデフラグをした後の再起動時、
次のメッセージが出てWindowsが立ち上がらない。ガァ〜ン!
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真っ黒画面で、

次のファイルが存在しないかまたは壊れているため、Windowsを起動できませんでした:

\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEM

オリジナルセットアップCD-ROMからWindowsセットアップを起動して、このファイルを修復できます。
修復するには、最初の画面で' R 'キーを押してください。

 
さすがに心中穏やかではないです。
が、 トラブルには幾度も遭遇してきているので今度のトラブルは比較的冷静に対処できました。
「最小のエネルギーを使って回復するにはどうすればいいか?」を第一に考えました。

この画面のメッセージは MS Windows が用意しているものでして
「この場合はこういうメッセージをだす」とあらかじめプログラムされたとおりに出力されたものです。

しかし、このとおりにCDから修復をやっていいものだろうか?
と、大いなる疑問がわきました。

というのも、
CDからWindowsの修復をやるとi386ディレクトリのコピーが中心になり時間的にもおおごとになり、
また元に戻る保障もなく、さらに悪化した経験をしているからです。
要するにMSが用意している修復機能は万能ではなく
限られたトラブルパターンの範疇では対応できるがそれ以外ではかえってひどくなることを身をもって体験しているので、
この指示どおりにやってもっと悪くなったらそれこそ取り返しがつきません。
覆水盆に帰らずです。

で、このメッセージの中の前半部分だけを信用してそれに対して最適な処置をしようと考えました。
ちなみにこのレジストリが壊れたときの由緒正しい修復方法をMSのページで見つけたので参考にされたい。

次のファイルが存在しないかまたは壊れているため、Windowsを起動できませんでした:
\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEM


これはおそらくそうであろうと判断しました。
そこでこのファイルをどこかからかもってきて入れ替えればいいだろうと考えました。
でもきっとこのファイルのバックアップがあるだろうと、試しに他のコンピュータで検索してみました。

やはりありました。

日付もいろいろなバックアップファイルがあるのでその中でもっとも直近のもので、
ファイルの大きさもほとんど同じものを探しそれをリネームしてコピーすればいいだろうと考えました。

しかしWindowsは立ち上がらないし、NTFSファイルシステムなのでDOSではアクセスできないので
これではC:ドライブからほしいファイルも抜き出せないしアクセスもできません。 
こんなときに威力を発揮するのがMSからダウンロードできるWindowsXP Pro フロッピー ブート インストール用起動ディスク(6枚組み)です。
ここに関連あります。

ほかにも別な方法があり、ブート可能なWindowsXPの CD-ROMがあればCDから直接起動するので手間と時間が節約できます。
しかしこのCDはメーカ製のパソコンについてくる複数枚組になっているリカバリ用CDのことではありません。
販売店でいわゆるブートができる正規版を別途買わなければなりません
(アップデート版もブートできないのでダメ)がこのためにだけに購入するのは馬鹿げています。
フロッピードライブがついているなら無料のフロッピー ブート インストール用起動ディスクをゲットするのが賢いでしょう。 

***  しかしCD-ROMドライブがついていてフロッピードライブが無い場合で、
高価なフロッピードライブしか手に入らないとしたらブート可能なWindowsXP正規版CD-ROMを購入するほうが安い場合もあるでしょう。***

さらに別な方法としてはパソコンがちゃんと動いているときに前もって回復コンソールをハードディスクにインストールさせておいて
いざというときにささっと使おうという方法です。
ことがおきてからの泥縄ではこの方法は使えないということです。
くわしい解説記事があります

日ごろからこのブートフロッピーは作ってあったのであわてることはありませんでした。
でもフロッピードライブすらついていないコンピュータもありそのときはUSBからブートできるフロッピードライブを用意しておくことが必須です。
メーカ純正はべらぼうに高いのでサードパーティからみつけるのがお買い得でしょう。

フロッピードライブから起動できるようにBIOSのブート順序を変える項目でフロッピーを最上位に変更しておく準備が必要です。
具体的な方法はパソコンによって異なるので詳しくはパソコンの取説マニュアルをご覧ください。

最初の1枚目のフロッピーを入れて電源をいれ、後は指示どおりに6枚目まで差し替えていきます。
  すべて読み終わると下の画面がでてきます。

Windows XP Professional セットアップ
=====================================
セットアップの開始
セットアッププログラムのこの部分では、Microsoft(R) Windows(R) XP のインストールを設定を準備します。
・Windows XP のセットアップを開始するには、Enterキーを押してください。
・インストール済みのWindows XP を回復コンソールを使って修復するには、R キーを押してください。
・Windows XP をインストールしないでセットアップを終了するには、F3キーを押してください。
Enter=続行 R=修復 F3=終了
ここで R をキーインします。
Enterを押せば CD-ROM を使った修復へ進んでしまいます。

Microsoft Windows XP (TM) 回復コンソール

回復コンソールはシステムの修復と回復機能を提供します。
EXIT と入力すると、回復コンソールを終了し、コンピュータを再起動します。

1: C:\WINDOWS
どの Windows インストールにログオンしますか? (取り消すには Enter キーを押してください)

半角の英数字 をキーインする。
複数のOSをインストしてなければ通常はこのようにひとつしか表示はでてこないので をキーインすることとなります。
つづいて管理者アカウントのパスワードを聞いてくるのでキーインします。
もし忘れていたらちょっと厄介で、Windowsはすでに立ち上がらないわけで専用ソフトで対応できるものなのかどうか?・・・
ソフトとその機能については実際に確認していないのであしからず。
関連記事
 いずれにしてもパスワードを解除しないと先に進めずなんともなりません。

回復コンソールコマンドの詳細な使い方はここでは触れませんが、
DOSが使える方ならなんら問題なく使えます。詳しい使い方はここのページなどを参考にしてください。

要はSYSYEMファイルを他のバックアップされていたファイルからコピーするだけです。
ここではリネームコマンドつかったひとつの方法を紹介します。コピーコマンドをつかう方法もあります。

cd \WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG
dir ・・・・下図のようにsystemと名前がつくバックアップファイルがいっぱいある(一例)ので、

日時とサイズをみて直近のものを決める。
このファイル選びが成功するかどうかのポイントだが、
もし不適当なものだったら面倒だが最初からもう一度フロッピーから立ち上げてやりなおせばいいだけのことです。


たとえばsystem_BAK_50855がもっともそれらしいとすると、
del system
ren system_BAK_50855 system

これでsystemファイルができた。
最後に、
exit
で、回復コンソールを抜け出して再起動がかかり、Windowsが立ち上がってくる。

立ち上がった後で、下図の画面がでてきて回復したことがわかります。
「おっしゃるとおり大変に深刻な状況から脱出できましたぁ、フゥーッ」めでたしめでたし。お疲れ様でした。
ここでエラー報告を送信するしないはどちらでもかまいません。
MSが役立ててくれそうと思えば送信するもよし、「MSは信用できん!」と思えばやめときます。

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このページとは関係がなく恐縮ですが・・・
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白バイは“黒バイ”か
地方局記者が執念で迫る

「これです」
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路面には黒々とした二本の筋。
裁判で有罪の決め手となった、スクールバスの「ブレーキ痕」だ。

「このブレーキ痕は、警察が捏造した疑いがあります。これは冤罪ではありません。警察組織の犯罪です」

――二〇〇六年三月三日午後二時半頃、高知県旧春野町(現高知市)の国道五六号で、高知県警の白バイと遠足中のスクールバスが衝突し、白バイ隊員(二十六)が死亡。
バスの運転手、片岡晴彦さん(五十二)は現行犯逮捕された。
同年十二月には業務上過失致死罪で起訴され、翌二〇〇七年六月には禁固一年四カ月の実刑判決が高知地裁で下された。
その後、高松高裁、最高裁と判決は覆らず、二〇〇八年十月、片岡さんは獄中の人となった。

香川県と岡山県を放送エリアとする地方テレビ局「KSB瀬戸内海放送」。
同局の報道記者である著者のもとに突然、見知らぬ男性から電話が掛かってきた。
男性は、「この裁判は作られたものだ」と訴えた。
事件が発生した高知県のマスコミは、どこも耳を貸してくれない。
藁をもすがる思いで、かすかなつてを頼って県外の地方局の記者に連絡してきたのだ。

この一本の電話をきっかけに片道三時間半、著者の高知通いの日々が始まった。
法廷の場で結審されたとはいえ、不可解な点が多々ある高知「白バイ衝突死」事故。
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◎テレビ朝日『報道発 ドキュメンタリ宣言』の放送で大反響!
  
    ■ 耐震偽造で新たな展開になっています ご興味があればごらんください --> まとめページをアップ   2006.10.20
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