Windows98 クリーンインストールとブータブルCD作成 2004.12.21 |
【 このページを見やすくするためのヒント 】ほかのページへのリンク
スマホに対応すべく、体裁を調節しています。
どんな大きさのディスプレイでも見易いサイズに調節できるように、横幅は可変できます。
横長になり過ぎても読みにくくなりますので、
必要に応じて画面の幅を見やすい大きさに調節してください。
部品名 | メーカー | コメント |
---|---|---|
Main Board | EP-MVP4A | http://www.epox.nl/english/support/Default2.htm ドライバーなどゲット |
CPU | Cylix M U 6X86MX-300 233MHz | 2.89Vで動いていて発熱がかなりある。放熱に注意! |
Memory | 32MB(NEC),32MB(ノーブランド) | 2枚挿し。(8MBはビデオにとられるので実質使えるのは56MB) |
HardDisk | 日立 HDS728040PLAT20 40GB |
どうにもならず日立に交換。流体軸受けだがシーク音がうるさい 2004.12.26 |
CD-ROM | SONY CDU611 | いわゆる粗大ゴミからの復活 |
Floppy Drive | 型名不詳 | Brezza から臨時にはずしてきたもの |
PowerSupply | AcBel API-8622-202 ( FUJITSUのP/N CP021051) |
温度でFanスピードが変わるというふれこみだが低温でも回転数がおちない? しかし BurnInTest で時々瞬断することがわかり、お蔵入りとなった。AcBel の中古品にバトンタッチ。このアクベルというメーカは業界では信頼性が高くシェアも大きそう。 |
コアー電圧 | 起動するかどうか |
---|---|
2.9V | ○ デフォルト値だった |
2.8V | ○ |
2.4V | ○ ここに設定 |
2.3V | ○ |
2.2V | △ 不安定 |
2.1V | × 起動すら不可 |
上記のようにコアー電圧を下げて発熱を減らしてみたが過酷な RAM Stress Test も PassMark BurnInTest4.0.1021 もともに問題が出ないので動作テストはOKとする。
【 前提条件 】
1.Windows98 はアップグレード版CDを使い、そのままでは起動はできない。
2.フロッピードライブが付いていない。
3.あらかじめ、C:ドライブにWindows98 はアップグレード版を丸ごとコピーしてある。
1.について、Windows98アップグレード版と何らかの起動ディスクがあればとりあえずインストールは始まるが、途中でいやらしいライセンスチェックが待っている。
ライセンスチェックにはMS-DOSか、 起動できるWindows 3.1 または Windows 95 が必要で、それらの中の特定のファイルではなく、ランダムにチェックファイルを変えてしらべている。
よってたとえばMSDOSやWindosws3.1ではあらかじめ全部のフロッピーを準備しておかないと対応できない。
多くて最初の5〜6枚あればたいていは大丈夫なのだが・・・・。
2.について、
ライセンス認証するためのフロッピードライブである。
残念ながら手持ちにはCD版で起動できるWindows がなく、フロッピー版で起動できる Windows 3.1ならあるので仕方なく一時的に取り付けた。
もちろんCD版で起動できるWindows があればこのフロッピードライブは不要である。
認証の動作としてはランダムにファイルチェックをかけているので、一応フロッピーは耳をそろえて全数用意しておき、フロッピーを突っ込むよう指示がでたらその指示のとおりのディスクをいれてゆく。
**後日談・・・プレインストール機のwindows95のC:\Windows\Options\Cabsでもライセンス認証できるようだとの情報を知り確認中である。
理屈から考えたらできそうだが、しかし、どんな手段で巨大なcabファイルを突っ込むのか?
3.について、
もともと CD-ROM ドライブもフロッピードライブも取り付けないでやろうとしたために、あらかじめアップグレード版まるごとをディスクにコピーしておいたものである。
これらの条件下でクリーンインストールできないものかと試行錯誤をしていく。
【 起動ディスクを用意 】作る環境が壊れていたりして役に立たなくとも知り合いのコンピュータなどを借りるかしてとにかく Windows98 か WindowsMe で作った起動ディスクをゲットする。
まず何はなくとも起動ディスクを調達しなくてはなにも始まらない。起動ディスクの作り方はネット上でいっぱい公開されているのでそちらを参照されたい。
今回作ろうとしているCD版起動ディスクはフロッピー版起動ディスクと同じに見えるようにしてCDから起動する仕掛けなので、種となるフロッピー版の起動ディスクをゲットしなければならない。
今回は、以前 WindowsMe でこしらえてあった起動ディスクを使うことにした。
もちろんWindows 98 で作成した起動ディスクでもOKである。
【 ディスクイメージを抜き出す 】
まず、この起動ディスクを
WinImageで
Disk→ReadDisk で丸ごと読んで、たとえば
WinMeFD.ima の名前をつけて保存。名前部分は任意でOKで、拡張子はこのツールを使うとima となる。
ちなみにブートイメージを抽出できるツールはこの WinImage のほかにも
フリーソフトの GtBtImg、Norton DISKEDIT、SAVEDSKF などがある。
これらは使ったことがないのでよくわからない。
【 ブータブルイメージファイルを作る 】
つぎに、
WinMeFD.ima を UltraISO で読み込んで
ブート可能な iso イメージに変換し、WinMeFD.iso の名前を付けて保存する。
下図のように
WinMeFD.ima を選択して歯車マークの「ブートイメージに設定する」をクリックすると下図の左上の「ブート不可」から「ブート可能」に変わる。・・・・ここがもっとも重要なポイント。
変わったことを確認して「追加」をクリックする。そうすると上の欄に現れる。これを保存するために「ファイル」→「名前をつけて保存」で
WinMeFD.iso の名前でどこでもいいので保存する。
【 CD-Rライティングソフトで焼く 】
最後に WinMeFD.iso を CD-Rライタ(例えば B'sRecorderGold 5 など)で CD-RW に焼いて完了。
これは iso ファイルが焼けるソフトならなんでもOK。
ここで CD-RW を使ったのはいろいろ試して最適なCDを作るのが合理的だからである。失敗してもやり直しがきき、無駄がない。
**注意** 古いCD-ROMドライブではCD-RWのメディアが読めないものがある。
CD-Rなら読めるが・・・、我が家の黒のBrezzaのドライブがそうである。
この焼かれた CD ですんなり起動し、CD-ROM ドライブも認識しているがなぜかそのドライブからはコピー、実行などができない!
コピーなどを実行しようとすると、すべて A: ドライブにアクセスしにいってしまい、そのCDドライブ F: を読んでくれない。
autoexec.bat、config.sys、mscdex.exe、などを用意してちゃんと作らないとCDドライブをアクセスできないのだが、とりあえず起動すれば目的が果たせたのでそこまでは試していない。
それではということで、ハードディスクにあらかじめコピーしてあったWindows98アップグレード版CDまるごとのなかの setup.exe を実行する。
D:Windows98CDROM\setup.exe
あとは通常のWindowsのインストールとなんらかわるところはない。
途中、シリアルナンバーを入れて、前述のようにライセンス認証のためにフロッピーとかCDが要求されるので指示どおりおこなえば進んでいく。