Tera Term Pro 日本語のインストでOK  2004.2.27

    英語版TeraTerm Pro Web 3.1.3 - Enhanced Telnet/SSH2 Clientでスクリーン制御がうまくいかない


    かねがねこの英語版TeraTerm Pro Web 3.1.3 - Enhanced Telnet/SSH2 Clientでは若干不具合があり vi とか ls などのコマンドを使う時にスクロールなどでのスクリーン制御で動作が芳しくないことがあり何とかしようと思っていました。

    しかしこのバージョン自体に決定的な問題があるわけではなく、PlamoLinux3.0ではちゃんと動かないというだけで、RedHat9.0では問題はありません。

    terminfo などの設定が絡んでくるのでしょうが、原因追求までは時間がなくTera Term Pro日本語バージョンを新たに使うことにしました。

    これだとなんら問題はなく所定の動きをします。


    Tera Termはもともと寺西さんが開発し、ソースコードまで公開されているソフトで世界の有志が追加機能を付加しています。

    今回、日本語版をインストするわけですが先の英語版と比べてちょっと手間が増えますが、方法はネット上で先達の方々が公開されているので詳しくはそちらをご覧ください。
    たとえばここ→http://www.sakurachan.org/soft/teraterm-j/ttssh/、追加機能を作られた方のページを参照ください。

    ここでは備忘録ということでポイントだけを記しています。

      @まずTera Term Pro 2.3本体をダウンロードを例えばここから→Vector Design (HTTP) ダウンロード。

      Aこれを解凍し通常どおりにC:\Program Files\TTERMPROにインストする。

      B次にTTSSH 1.5.4 日本語版 1.4 (build 153) をたとえばここから→sakurachan.org (FTP) からダウンロード。

      C解凍したファイルをC:\Program Files\TTERMPROフォルダーに上書きでコピー。


    しかし、これだけではTera Term Proを起動しても追加された機能は使えず、ちなみに【 図1 】のような起動画面でまだSSHの項目が現れません。

    【 図1 】



      D追加された拡張機能を有効にするためには、【 表1 】のように環境変数「TERATERM_EXTENSIONS」を1に設定する必要があります。


    Dのこんなことが面倒だという方は、オリジナルのTTSSHに含まれるttssh.exeを直接起動すればいいのですが・・・。


    【 表1 】 ちゃんと正統派でスマートにやりたい方は、
    Windows 95/98/Me autoexec.batファイルに
    SET TERATERM_EXTENSIONS=1
    の行を追加して再起動。
    再起動しないと設定が反映されない。
    Windows NT/2000/XP コントロールパネル→システム→詳細設定→環境変数 に追加。
    こちらのほうが簡単・スマート
    autoexec.bat に記述する方法でもできるが、再起動が必要で、スマートでない・・・。

    ここではWindows NT/2000/XPの場合だけの説明をします。Windows 95/98/Meの方あしからず・・。

    設定→コントロールパネル→システム→詳細設定→環境変数をクリックしていって、【 図2 】の「新規」をクリック。

    【 図2 】


    【 図3 】 追加画面でこのように「TERATERM_EXTENSIONS」と「1」を入力して「OK」


    【 図4 】 次にTera Term Proを起動すればこのように追加された機能が使えるようになる。

    以上でインスト完了です。取り急ぎポイントだけを記録しました。

    そのほかの設定はネット上でいろいろ公開されているのでそちらを参考にしてください。

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