++ Pioneer TX-90 〜40年以上前のチューナーの性能チェック ++


2013.4.24初版

Pioneer TX-90 〜40年以上前のチューナーの性能チェック

これもプリメインアンプ「SA-90」といっしょに、20年以上、納屋に置き去りにされたままのチューナーです。
AM、FMともに感度が悪く、感度低下?が著しいです。
残念ながら実用というレベルではないですが、
調整できるものか、それとも部品の劣化か?
似たような機種の回路図を入手したので、いちどじっくり内部を点検してみようと思っています。

Pioneer FM/AMチューナーTX-90の仕様 パイオニア』サイトから転載させて頂きます。
tx-90.JPG
Pioneer TX-90 \49,800(1969年頃)

解説
UAシリーズの高級モデルとして発表されたAM/FMステレオチューナー。
FMフロントエンドにはFETを採用しており、高周波増幅2段構成となっています。
また、中間周波増幅にはICを4個、さらにシャープな特性のクリスタルフィルターを使い、この増幅段における選択度、リミッター効果を向上しています。
強電界地域と弱電界地域それぞれに適したミューティングレベルにセットできる可変式ミューティング回路を搭載しており、入力の強弱にも対応しています。
AM/FMともに独立した出力レベルコントロールを搭載しており、レベル差調節も可能です。
FMステレオ時に有効なノイズフィルターを搭載しています。
同調指示にはセンター指示型チューニングメーターとFM時にはシグナルストレングスメーターが同時に働いています。
また、ダイヤル指針は光量増減式のものを採用しています。

機種の定格
型式 AM/FMステレオチューナー
FMチューナー回路方式 FET使用高周波増幅2段フロントエンド
ICおよびクリスタルフィルター使用IF部
FMアンテナ入力300Ω平衡型
受信帯域 FM:76MHz〜90MHz
AM:535kHz〜1,605kHz
感度(IHF) FM:1.7μV
AM:10μV
キャプチャーレシオ 1.5dB(82MHz、IHF)
イメージ比 FM:95dB(82MHz、IHF)
実効選択度 65dB
SN比 70dB(IHF)
60dB(30%変調)
歪率 0.3%(400Hz、100%変調)
出力電圧 各1V(400Hz、300%変調、コントロール可能)
付属回路 FMミューティング回路
MPXノイズフィルター
FMモノ・ステレオ自動切換
AMフェライトバーアンテナ
シグナルストレングスメーター(FM)
センター指示型チューニングメーター(AM/FM)
FMステレオインジケーターランプ
ダイヤルポインター(光量増減式ダイヤル指針)
FM-AFC
Tape Rec端子
ACコンセント(連動1個)
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 12W、14VA
外形寸法 幅405×高さ140×奥行356mm
重量 7.8kg



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