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むさ苦しいページにお越し下さり、ありがとうございます。
このページは、目づまりしたプリンターを目の前に、サービスに出すには料金的にちょっとぉ・・・と考えておられるおかた向けに書いています。
できればなんとか自分でヘッドを復活させられないかという要望もあるだろうということで、ノウハウ などを掲載しているものです。
これまでにトライしたプリンターはPM750、PM740C、PM600C、PM-D800です。キャノンも1台。
エプソンの場合、ヘッドや本体側の大まかな構造は基本的に同じですので、やることは同じです。なので他の機種でも応用できるであろうという意味も込めています。
きょうびプリンターが安く売られていますから、高額のプリンターは別として一万円も掛けて目づまりのためにサービスに出す合理性はないと思います。それなら捨てる前に分解して、うまく再生できたら儲けものというスタンスで取り組めば、新しい発見があるかもしれません。
どの機種にも言えることですが、上蓋を開けるのが最大の難関になると思います。ヘッド自体の再生よりずっと難しいですが、嵌合の仕組みを試行錯誤の中で見つけて外すことができたら、作業の9割は終わったも同然と考えています。
ただ、なんどインク交換したかわからないほど使い倒したプリンターの場合はヘッドのピエゾ素子がヘタっていることが想定されますから、その場合はこの方法は意味がありません。
高いプリンターならヘッド交換もありでしょうし、廃棄&新規購入という判断になるでしょう。
2011.12.30
途中経過 | その後 |
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ヘッド面にアルコールのマスクを当てた後のテストサンプル。だいぶ出るようになった。 一番最初のテストプリントはほとんど歯抜けで、クリーニングを一回掛けたが改善が見られなかったので、すぐにあきらめた。 これはエプソン特有のヘッドの仕組みからくるもので、クリーニング時にはびっくりするほどの多量のインクを捨てて無駄になってしまい、しかも改善する気配がなければそれ以上何回やってもだめで、「高価なインクをいっぱい使ってくれてありがとう」と、エプソンを喜ばすだけに終わるので自動クリーニングにすぐに見切りをつけることがとてもポイントになる。 |
左の状態のまま、インクカートリッジをはずしてそれぞれ各色ごとのヘッドに刺さる穴の中に注射器でに一滴アルコールをたらしてそのままゆっくりとカートリッジを元にもどした。注射針でないとうまく入らない。また表面張力が効いてるので、そおっと元に装着すればインク液がこぼれることはない。 ヘッドをキャッピング位置にもどしてそのまま数日放置した。 なにもせずに最初に出したテストプリントである。 まだうっすら濃淡が見えるがノズルの詰まりは解消された。 |
下図の写真では見えないがペーパーの左端をそろえるガイドを一番左端までスライドさせておくこと。・・・ポイント
作業終了後に上蓋をはめ込むときにもこれが左端になってないと邪魔されてはめ込めないので、すんなりいかないときはここをチェック。
上蓋は7箇所の爪だけではまっている。ねじは使われてない。
どの爪も底からとか目で見えるのでどのように引っかかっているかを理解してから、ゆっくりと丁寧に少しずつこじ開けていけば外れる。
順番としては後ろの3つをはずして次に左右の2つ、最後が前面の2つとなる。
やり方としては二人いたほうがいい。一人が後ろの爪を少し押しながら、もう一人が少し隙間ができたらそこへ薄いドライバを突っ込み徐々に隙間を広げてゆく。
すこしづつやれば爪が折れることもない。
後ろが完全に浮いたら次は左右の爪だ。これは一直線のドライバでは爪の隙間にドライバーの先がとどかない。ちょっと先1cmぐらいのところでカーブしてないと難しい。これ以降も作業を分担して隙間を少しずつ広げる人と爪を浮かせる人に分けたほうがスマートにゆく。息があってないと却って難しくなる(笑)
前面の2つはさらに難しい。薄いピンセットを使ってはずした。
上蓋を取るときに後ろのUSBコネクタの金属のところに上蓋の一部が引っかかって取りにくいので、引っかかりを外しながらやればスポットとれる。
ヘッドのキャッピング付近の写真。電源を切るとヘッドは左右に動かないように機械的にロックする。
そのロックは下図の白いプラスチックのノブが手前に飛び出てヘッドが動かないようにしている。
電源を切った後で、電源コードを抜く。
つぎにノブのうしろに白い歯車があり、動きは硬いがちょっと回るとノブが引っ込みヘッドが左右に動くようになる。
【 クリーニングの方法 】
ヘッドおよび、キャッピングのクリーニングは「PM-600C/PM750C インクが出ない ・・・腕ずくヘッドクリーニング」のページと考え方とか要領は同じである。
そちらを参考にしていただいてもいいが、念のため簡単にメモしておく。
上図のヘッドキャップの周りが真っ黒く汚れているので、キムワイプに水を湿らせて少しずつクリーニングする。
洗い流す感じで・・・
キャップのなかにスポイトなど水を一滴ずつたらして、キャップ内を洗い流す。・・・あくまでもすずめの涙。どうせすぐに汚れてしまうのでコテコテについていたインクかすを溶かすという程度に抑えること。廃液タンクがあふれたらそれも大変なので。
ついでにキャップの左にヘッド面をぬぐう小さなゴム状のワイパーも汚れているのでキムワイプに水を湿らせて拭い去る。
ピンセットを使えば手が汚れるのを最小にできる。
ヘッド面の汚れ、インクかす
ヘッドノズルの詰まりがひどかったら
、キムワイプを小さく切ってアルコールを湿らせてキャップの上に置いて、そっとヘッドを右端まで移動させて、
キムワイプがちょうどヘッド面をアルコールでマスクをする格好にする。後は気長に一日ぐらい放置してインクかすが解けるまで待つ。
この手順を2〜3回ほどやって、テスト印字をしてみる。エプソンのプリンターはヘッドクリーニングとか電源オン時に多量のインクを捨てるのでヘッドクリーニングは必要があるときだけに限定したほうが無駄がない。
準備する物・やり方
数滴の水をちょっとずつ垂らすことができるスポイトとか、注射器などが必要。ほかにも代用できるものがあればなんでもよいが、たまたま手持ちがあったのでこれを使っている。
細心の注意をもって、あふれないようにキャッピングにスポイトなどで水をたらす。一滴ずつ・・・
このキャッピングの下には廃液が流れるチューブが付いていて、その先は大き廃液タンクにいっている。通常のヘッドクリーニングで排出された廃液がキャッピングからあふれ出すのを防ぐために、流れ出る仕組みが作ってあるのでそれを使う。
もし何かの理由でその廃液チューブなどが詰まっていることもあるので、す〜っと吸い込まれていく気配がないとこの方法は使えない。その場合はチューブなどをクリーニングするということになるが、かなり分解しないとならず、元に戻せない危険もありお勧めできない。
二回、三回やれば廃液がす〜っと流れていく様子がわかるので、あふれ出す手前で水を垂らすのをやめるコツが分かる。これを何回かやるとみるみるうちにきれいになることがわかる。すぐに汚れるのでカスをとる程度にとどめておくこと。やりすぎると廃液タンクがあふれるので注意。
【 次回の分解時に楽にできるように、下図のように少し斜めに削っておくといい 】
写真では見にくいかもしれないが、爪の形をよく見てドライバーなどが入り易い部分を確認してから削ると、次回分解するときに楽になる。
前面の2箇所と側面の2箇所の爪が削る対象になる。 先のとがったカッターで容易に削れるが、あまり削りすぎるとその部分の強度が落ちて、真ん中にヒビが入るので要注意である。
★参考にさせていただいたサイト:
● 究極のヘッドクリーニング
●『とべっ!動物園』さんのhttp://hp.vector.co.jp/authors/VA004478/pm750c/
サイトのご紹介
● プリント向上委員会・・・プリントコストを節約、快適化を追求しているサイト
● HP5740インク連続供給 ・・・プリンタメーカも驚きの研究心と技術力に脱帽
● 『好きと×4言いなさい この場で!!』さんの EPSONプリンタ修理 ・・・洗浄で復活例と廃インクカウンタリセットのソフトの紹介
● 『Kuniのもろもろブログ』さんの エプソン PM-870C 廃インクカウンタのリセット(纏め) ・・・・使用方法が詳しく書かれている
リンク先 ↓ 著者:山下洋平氏 単行本: 256ページ 出版社: ソフトバンククリエイティブ (2009/11/16) ISBN-10: 4797353899 ISBN-13: 978-4797353891 発売日: 2009/11/16 |
内容紹介 ◎ジャーナリスト 大谷昭宏氏推薦 白バイは“黒バイ”か 地方局記者が執念で迫る 「これです」 被告の支援者が数枚の写真を取り出した。 路面には黒々とした二本の筋。 裁判で有罪の決め手となった、スクールバスの「ブレーキ痕」だ。 「このブレーキ痕は、警察が捏造した疑いがあります。これは冤罪ではありません。警察組織の犯罪です」 ――二〇〇六年三月三日午後二時半頃、高知県旧春野町(現高知市)の国道五六号で、高知県警の白バイと遠足中のスクールバスが衝突し、白バイ隊員(二十六)が死亡。 バスの運転手、片岡晴彦さん(五十二)は現行犯逮捕された。 同年十二月には業務上過失致死罪で起訴され、翌二〇〇七年六月には禁固一年四カ月の実刑判決が高知地裁で下された。 その後、高松高裁、最高裁と判決は覆らず、二〇〇八年十月、片岡さんは獄中の人となった。 香川県と岡山県を放送エリアとする地方テレビ局「KSB瀬戸内海放送」。 同局の報道記者である著者のもとに突然、見知らぬ男性から電話が掛かってきた。 男性は、「この裁判は作られたものだ」と訴えた。 事件が発生した高知県のマスコミは、どこも耳を貸してくれない。 藁をもすがる思いで、かすかなつてを頼って県外の地方局の記者に連絡してきたのだ。 この一本の電話をきっかけに片道三時間半、著者の高知通いの日々が始まった。 法廷の場で結審されたとはいえ、不可解な点が多々ある高知「白バイ衝突死」事故。 本事件の闇を徹底的に追った渾身のルポルタージュ! ◎テレビ朝日『報道発 ドキュメンタリ宣言』の放送で大反響! |