2003.10.22 2004.2.22初版

NetMD のUSBケーブルを挿すとUSBマウスが即死  Sony CMT-M333NT HCD-M333


システムの復元をしないと元にもどらない

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WindowsXPのコンピュータにUSBマウスをつなげて使っていたが、このたびソニーのNetMDをコンピュータのUSBにつないだら途端にマウスが動かなくなった。
このときのNetMD側の設定のPCにしてあるが、この設定はどのモードも現象がでる。
ソニー CMT-M333NT 

マウスがまったく動作しなくなるからコンピュータの操作ができなくなりこれはかなりまずいことになる。
仕方ないのでキーボードだけでなんとか再起動掛けたがマウスの動かないことには変わりがなく、USBの抜き差しには一切の反応がなくなっている。

【 図1 】この図はトラブルが発生してしまったあとの最悪な状況
ヒューマンインターフェースデバイスも削除され、もはやUSBの抜き差しに反応しなくなってしまったところ

USBドライバが削除される様子がこのデバイスマネジャを開いていると、NetMDのUSBケーブルを差し込むと消えていくことが紙芝居のように見てわかる。

これが削除されるとそれ以後USBの抜き差しの反応がなくなり元に戻すにはシステムの復元しかなく最悪の事態になる

【 図2 】この図はシステムの復元をした直後でまだUSBマウスを挿してない状況

見てくれは【 図1 】と同じだが、決定的に違うのは、
システムを復元した後ならばUSBを挿せば「ピンポ〜ン」と音がしてWindowsが反応して検出を行うが、
USBが削除されたあとの【 図1 】の状態では検出をしないし、「ピンポ〜ン」もしないのが違う。
【 図3 】

USBが死んでしまったらUSBマウスを挿してもこのようなデバイスがインストされない!!当然のことながら・・・


ではなぜこのようになってしまうのか?
ソニーの木更津の技術サポートに問い合わせて、状況を説明したところNetMDは悪くなく原因はパソコン側にあると言い切っていて話にならなかった。
サポートいわく「原因はマウス」にあると断言してはばからない。

明らかにNetMDのUSBケーブルを挿すと即座にUSBが死んでしまい原因・きっかけを作っているのはNetMDなのだが・・・・( >_< ) 検証する意味でほかのUSB機器を同じコンピュータに挿したところ、EPSONののスキャナも正常に機能するし、ソニーのICレコーダICD-BP250を同じ条件で接続してもUSBが死ぬなんてことは起きず、ちゃんと下図のように「あたらしいハードウェアの検出ウィザード」が起動する。
このように動くのが当然で、コンピュータは決定的な問題はないといえる。

【 図4 】


このようにハードウェアの検出ウィザードが起動してドライバーのインストを開始するのが「当たり前の機能」で、これさえ出さずにUSBを殺してしまうNetMDに何の問題もないとどうして言い切れるのだろうか? 私にはさっぱりわからない。
技術サポートに「このNetMDのドライバをインストするときはUSBケーブルを接続するな」とマニュアルに書かれているが、なぜわざわざそんな注意書きがあるのか?」USBの本来の仕様に合致しておらず不自然でおかしいのではないかと問い詰めたところ、

それは間違ったドライバがインストされてしまうからだ」と弁明していた。USB機器によってはドライバーをインストするときには機器をつなぐことを禁止しているものもあるが、インストには失敗するかもしれないが決してコンピュータに深刻なダメージを与えることない。仮に間違ってもまたやり直せず正常にインストされるのが通常である。

USBのイロハも知らないようで・・・
そもそもUSBがこれだけ普及したのも、取り扱い簡単、いらぬ注意も不要(なにも考えないでいい)、抜き差し自由、またもしドライバが入ってなければ上図のようなウィザードがでてだれにでもドライバがインストできるように仕掛けがつくられているからこそここまで普及してきたのである。

そもそもUSB機器は機器が要求しないドライバがインストールされないようになっているのは当たり前で、そうでなかったらとても万人には使えこなせないものになってしまって、一部の専門家が細心の注意をもってインストに臨まないとちゃんとドライバがインストールされないとしたら、それこそお笑いぐさである。

USBの初期にはいろいろ問題があってそれを乗り越えて発展している技術であることは周知のことでだが、USBが当たり前になったいまどきにこんな自ら原因を作り出すような未熟な製品を出してはいけないし、またその原因を他に押し付けようとする姿勢も困ったものである。

USBの基本的な仕様すら満たしていない製品を作っておいてNetMDは悪くない、悪いのは相手方だと、とんでもないことを言い出すことはやめて謙虚に製品手直しに取り組んでもらいたいものだ。

 USBコントローラも2系列の製品群があり一筋縄ではいかないので、ちゃんとこれらを検証をするのはメーカとしての最低限の仕事である。

今の海賊版もどきのままで放置しておいてはいけない
これらの手直しがすぐに出来てやっとSonyもコンピュータメーカの仲間入りが出来るし、NetMDがUSB機器だと胸を張って世間様の評価を受ける土俵に上がることができる。

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