地球が乗っ取られる日   2003.10.13

    邪悪な人間が自己の欲を満たすためにあらゆる手段を使って、着々と進めている

    絵空事と片付けたいが、しかし私たちの子供の世代になる前に目撃することとなってしまったらもはや手遅れである。
    一人一人の一票が重要、「後悔先に立たず」

    【 20世紀は戦争の時代でした 】
    その悲惨さを世界中の人々が身をもって体験して二度とあのような愚かなことはやってはいけないと思ったはずでした。
    その後、21世紀を迎えて新しい世紀を祝うべくこの世紀に希望を託した人々が世界中でたくさんいたことと思います。

    しかし、その希望は木っ端微塵に吹き飛ばされました。
    9・11 衝撃的な爆破事件が起きました。

    ここにあらためて、何の罪もなく犠牲にされた多くの人々のご冥福とそのご家族の皆様にはお見舞い申し上げます。
    こんな悲劇は二度とあってはいけないことです。

    しかしこの事件は、その悲しみが癒えるまもなく、その背後でこの事件が利用されてこれまで密かに企んでいた邪悪な連中に「誰にも文句を言わせないぞ!」ときっかけを与えてしまったことです。恐ろしいことです。

    【 9・11 これは人類史上初めてで、しかも最大の悲劇につながるかもしれない・・・ 】
    第43代アメリカ合衆国大統領、ジョージ・W・ブッシュが「アメリカは必要であれば先制攻撃による自衛権行使の単独行動を行う」と全世界に宣戦布告をしたことから広く知られることとなりました。

    昨日までアメリカの同盟国と思っていた国でも、いつ自分が攻撃されてしまうかわからなくなりました。


    イギリスでさえ信頼をしていない

    アメリカにもっとも近いと思われていたイギリスのトニー・ブレア首相でさえ、彼が訪日の前にアメリカに訪問(7.17)した際に「俺たちの仲間に入りたいなら偉そうにするな!」と恫喝されたということです。

    落ち込んだままワシントンから東京に向かう専用機内でさらに「大量破壊兵器の専門家である英国防省職員の自殺」が伝えられ、強い衝撃を受け首相や随行団はぼうぜんとなった」と伝えられています。
    小泉・ブレア会談 箱根 2003.7.19

    ブレア首相が、共同記者会見で「首相を辞めることはないのか」と責任追及の質問を浴びたが、ブレア首相は何も答えることができず、そこで小泉首相が割って入って早々に切り上げました。
    ブレア首相の痛々しかったことを鮮明に覚えています。

    わが国の小泉首相が、ブッシュの自宅に招かれたとか、友情を深めたと自慢気味に報道されていましたがそんなものは「夢を見ていたんだ!」と思わないとなりません。
    アメリカの本質を知らねば大変なことになります。

    アメリカの同盟国の中で特別な存在だと思われているイギリスでさえこんな有様です。

    極東の小国の黄色人種の首相がいくら気色ばんで「大事な国アメリカとの同盟云々・・」などと一方的にラブコールを送ったところで、いくらお金を貢いだところで相手はなんとも思ってないことを知るべきです。

    仲間ともおもっておらず、ましては頼りにできるなぞとは論外で、アメリカが都合のいい時に、お金を出し汗を流すことだけを要求されているそれだけの関係に過ぎないのです。

    もっとも外交辞令で「日本に感謝している」ぐらいのことは言いますが・・・。

    まだ整理がついていなくて書きたいことは一杯あるのですが、是非これだけは緊急性が高いと考え最初に書きます。


    イラクへの自衛隊派遣 ・・全員無事を祈る

    イラクに自衛隊が派遣されることが目前に迫っており、2003年内にも先遣隊が派遣される気配で大変に懸念しております。

    小泉首相は「死人が出るかもしれない」と無責任極まりない国会答弁をしましたが、とんでもありません。

    絶対に一人の死者も出してはいけません

    死者がでたらそれこそアメリカの思う壺で、「犠牲者が出たのになぜ助けに行かない!」

    「もっと増派すれば安全になる!」、「そんなんでは手ぬるい、防衛庁を省に格上げしろ!」、「集団的自衛権を宣言しろ!」、「憲法9条1項、2項を削除しろ!」、「徴兵制を作れ」とどんどん要求はエスカレートして来るはずです。

    もちろんこのようにダイレクトなものの言い方はするはずもなく、さも「日本人たちが自分で決めたことでしょ」と表向きは知らぬ存ぜんを決め込むはずですが、うらでは脅しをかけてくるはずです。

    そういう恫喝がきたら外務省も官邸も与党もこれまでのを見てもわかるように狼狽の極みで、もはや今の政府与党で誰が阻止できるのでしょうか、だれもいません。

    そしていまの政府与党、外務省には、現地で悲劇的なことが起これば一気にアメリカの望むところへ自らエスカレートしてしまう怖さをもっているので大変に心配しています。


    「おれがホワイトハウスの前で腹をかっさばいてでもアメリカに抵抗してやる!」と小泉首相は責任を取るつもりがあるでしょうか。

    だれも手を後ろに置いたまま法律だけが現在の自民党与党によってどんどん強行採決されて通って行くはずです。
    そうなったらおしまいです。

    政権が変わり法律を廃止する以外には泥沼から逃げられる術はないのです。

    アメリカは法律的には大統領が最高権力者のはずですが、しかしその大統領でさえ殺して都合のいい大統領を仕立て上げてしまう闇の勢力が存在する国です。

    CIA、第2次世界大戦以後増殖を続けた軍産複合体などはもはや大統領でさえアンタッチャブルな勢力になっていて本気になって手を入れるとやけどをするどころか暗殺されることになります。ケネディ大統領がその典型です。

    戦争のターゲットはイラクだけではありません。
    今後イラン、シリア、・・・と戦争を続けていかないと巨大になった軍産複合体がもちません。
    それゆえ、どんななんぐせをつけてでも戦争を吹っかけていくはずで、もし日本に徴兵制ができるようなことにでもなったら自衛隊員だけでなくいまの今まで自由を謳歌していたフリーターの若者たちがアメリカが始めた戦争のために狩り出されて真っ先に戦場で犬死になるかもしれません。アメリカは自国の兵士を死なせたくはないはずだから・・・。

    これらがいつの時期にどの程度突き進むかは全く予断を許しません。


    隊員の皆さんへ
    イラク特措法が施行されており派遣を阻止することはいまの政府与党ではできません。


    味方は安全と思ったら危険です。
    しかし、いまのイラクでは何が起きるかわからない、それほど反米の動きが大きくなっています。
    そしてアメリカ軍に協力するものは反米の対象です。
    よほど注意して行動してもらいたいと思っています。

    いま戦費の無心にきているが、連中は日本政府与党は「ちょっと脅せば簡単に言うことを聞く」と学習済みで、そえゆえ政府部内で動きが悪いとなれば現地でなにをするわかったものではありません。

    なんでもやるのがCIAです。
    アメリカにとっての都合がよければわからないようにイラク人を使って、居場所、人数、装備、などを筒抜けにして攻撃させることなどわけもないことです。

    いまの首相を筆頭に政府与党では行かされる隊員もたもったものではありませんが、野党民主党は政権をとったら泥沼に引き込まれないようにどうするのか?
    マニフェストに書かれていることではよくわかりません。
    「・・・自衛隊の派遣は行わず、廃止を含め見直しを図ります。」ではどっちとも取れる曖昧さで、腹をくくった決断をしてもらいたいものです。

    ただただ無事で隊員の皆さんが全員帰還されるのを祈るばかりです。


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