++ FAXモデム DFML-K56f ファームウェアを書き換え K56f からV.90 へ ++


2012.1.8初版

FAXモデム DFML-K56f ファームウェアを書き換え K56f からV.90 へ

← 前ページからの続き  アレコレ試みたがどうしてもFAX が受信できなかった。

で、ファームウェアを変更して活路を見出そうとこのページでトライしてみる。FAXの問題とV.90は直接は関係してないと思うがもしかしてちゃんと動作するかもしれないという期待があったので試してみた。また元のファームウェア K56f に戻すこともできるので。

D:\・・・・・・・nchan2\C32nd\DFML-K56f\dfmuw100.exe にバージョンアップ用ツールを保存。

 書き換え用のフロッピーが作ってあったので、  --> こちら

0. フロッピー内の setup.exe を実行して、ハードディスクへ解凍する。

Microsoft Windows XP [Version 5.1.2600]
(C) Copyright 1985-2001 Microsoft Corp.
C:\Documents and Settings\tek>:
C:\Documents and Settings\tek>a:
A:\>dir
Volume in drive A has no label.
Volume Serial Number is 56A3-8F93
Directory of A:\
1998/10/12 01:00 3,341 README.TXT
1998/10/06 01:00 986,023 SETUP.EXE
1998/09/22 01:20 33,106 MDMIO56K.INF
3 File(s) 1,022,470 bytes
0 Dir(s) 434,688 bytes free
A:\>setup
A:\>setup
DFML-K56f_FirmWareUP0.gif
1.
DFML-K56f_FirmWareUP1.gif

2.解凍先は C:\Program Files\I-O DATA\DFML-K56f ディレクトリ
DFML-K56f_FirmWareUP2.gif

3.Firm_df.exe を実行。
DFML-K56fファームライター
DFML-K56fのファームウェアを書き換えます。
よろしいですか。
注意
1)ファームライターを実行刷る場合は、その他のアプリケーション(スクリーンセーバー、ウィルススキャンなど)を終了してから起動してください。
2)ファームライター実行中に、その他のアプリケーションを実行しないでください。
3)書き込みに失敗するとモデムが動作しなくなる場合があります。ご注意ください。

DFML-K56f_FirmWareUP3.gif

4.念のためCOMポートの確認とK56f からV.90 へ変更なのでV.90 の方が選択されてないといけない。
DFML-K56f_FirmWareUP4.gif

5.ファームウェアを書き込みます。よろしいですか。
DFML-K56f_FirmWareUP5.gif

6.書き込み中です。
DFML-K56f_FirmWareUP6.gif

7.書き込みが終了しました。
DFML-K56f_FirmWareUP7.gif
無事成功した。

Windows XP にまかすと、Rockwell DPF PnP として認識され、それをCOM1ポートに繋いだ。
DFML-K56f_FirmWareUP8.gif

その返答はこうなる。
01-08-2012 17:11:44.453 - File: C:\WINDOWS\system32\tapisrv.dll, Version 5.1.2600
01-08-2012 17:11:44.453 - File: C:\WINDOWS\system32\unimdm.tsp, Version 5.1.2600
01-08-2012 17:11:44.453 - File: C:\WINDOWS\system32\unimdmat.dll, Version 5.1.2600
01-08-2012 17:11:44.468 - File: C:\WINDOWS\system32\uniplat.dll, Version 5.1.2600
01-08-2012 17:11:44.468 - File: C:\WINDOWS\system32\drivers\modem.sys, Version 5.1.2600
01-08-2012 17:11:44.468 - File: C:\WINDOWS\system32\modemui.dll, Version 5.1.2600
01-08-2012 17:11:44.468 - File: C:\WINDOWS\system32\mdminst.dll, Version 5.1.2600
01-08-2012 17:11:44.468 - Modem type: Rockwell DPF PnP
01-08-2012 17:11:44.468 - Modem inf path: mdmmod.inf
01-08-2012 17:11:44.468 - Modem inf section: Modem2a
01-08-2012 17:11:44.468 - Matching hardware ID: serenum\rss00a0
01-08-2012 17:11:44.468 - 115200,8,N,1, ctsfl=1, rtsctl=2
01-08-2012 17:11:44.468 - Initializing modem.
01-08-2012 17:11:44.468 - Send: AT<cr>
01-08-2012 17:11:44.468 - Recv: <cr><lf>OK<cr><lf>
01-08-2012 17:11:44.468 - Interpreted response: OK
01-08-2012 17:11:44.484 - Send: AT&FE0V1&C1&D2S95=47S0=0<cr>
01-08-2012 17:11:44.500 - Recv: <cr><lf>OK<cr><lf>
01-08-2012 17:11:44.500 - Interpreted response: OK
01-08-2012 17:11:44.515 - Send: ATS7=60S30=0L3M1\N3%C3&K3B0N1X4<cr>
01-08-2012 17:11:44.515 - Recv: <cr><lf>OK<cr><lf>
01-08-2012 17:11:44.515 - Interpreted response: OK
01-08-2012 17:11:44.515 - Waiting for a call.
01-08-2012 17:11:44.531 - Send: AT#CID=1<cr>
01-08-2012 17:11:44.531 - Recv: <cr><lf>OK<cr><lf>
01-08-2012 17:11:44.531 - Interpreted response: OK
01-08-2012 17:11:44.531 - Send: ATS0=0<cr>
01-08-2012 17:11:44.546 - Recv: <cr><lf>OK<cr><lf>
01-08-2012 17:11:44.546 - Interpreted response: OK
01-08-2012 18:01:25.359 - Passthrough On
01-08-2012 18:01:27.796 - Passthrough Off
01-08-2012 18:01:27.796 - 115200,8,N,1, ctsfl=1, rtsctl=2
01-08-2012 18:01:27.796 - Initializing modem.
01-08-2012 18:01:27.796 - Send: AT<cr>
01-08-2012 18:01:27.796 - Recv: <cr><lf>OK<cr><lf>
01-08-2012 18:01:27.796 - Interpreted response: OK
01-08-2012 18:01:27.812 - Send: AT&FE0V1&C1&D2S95=47S0=0<cr>
01-08-2012 18:01:27.828 - Recv: <cr><lf>OK<cr><lf>
01-08-2012 18:01:27.828 - Interpreted response: OK
01-08-2012 18:01:27.843 - Send: ATS7=60S30=0L3M1\N3%C3&K3B0N1X4<cr>
01-08-2012 18:01:27.843 - Recv: <cr><lf>OK<cr><lf>
01-08-2012 18:01:27.843 - Interpreted response: OK
01-08-2012 18:01:27.843 - Waiting for a call.
01-08-2012 18:01:27.859 - Send: AT#CID=1<cr>
01-08-2012 18:01:27.859 - Recv: <cr><lf>OK<cr><lf>
01-08-2012 18:01:27.859 - Interpreted response: OK
01-08-2012 18:01:27.859 - Send: ATS0=0<cr>
01-08-2012 18:01:27.875 - Recv: <cr><lf>OK<cr><lf>
01-08-2012 18:01:27.875 - Interpreted response: OK


この機種 DFML-K56f もファームウェアを書き換える機能を持っている。
まず、公式さいとからファイルをダウンロードしてきて、フロッピーディスクに圧縮して書きこむ。
必ずしもフロッピーに限らないが本体と一緒に保存などを考慮するとなにかのメディアに書きこんで保存したほうがあとでわかりやすい。
ここではフロッピーを作ってみる。
作業はコマンドプロンプトでおこなうのでDOSかDOS窓がでてくればWindows XPでも他のOS でも構わない。ただしフロッピードライブがないと始まらないが。


■ モデムのファームウェアの変更方法

=========================================================================
【ソフト名】 DFML-K56f V.90ファームUP for Win (1/1)
【Version 】 Ver.1.00
【登 録 名】 DFMUW100.EXE
【 その他 】
COPYRIGHT (C) 1998 I-O DATA DEVICE,INC. All Rights Reserved.
=========================================================================
■サポートソフトディスク作成手順
用意するもの
・フォーマット済みのフロッピーディスク(Ver.1.00 作成用)
MS-DOSプロンプトで操作してください。Windows95では、メニューバーより、
[スタート]-[プログラム]-[MS-DOSプロンプト]です。
1. DFMUW100.EXEを実行すると、ディスクデータが作成されます。
例 DFMUW100 C:\TMP ... C:\TMPディレクトリに作成
例 DFMUW100 .......... カレントディレクトリに作成
2. ディスクデータを作成したディレクトリに移動します。
(カレントディレクトリの設定)
例 C:
CD \TMP ... C:\TMPディレクトリに移動
3. 1.00 作成用フロッピーディスクをFDDにセットします。
4. DISK.EXEを実行します。
書式 disk [FDD]
例 disk A: ... FDDが A: の場合
作成されたフロッピーディスクは、DFML-K56f V.90ファームUP for Win Ver.1.00
となります。
■DFML-K56f V.90ファームUP for Win Ver.1.00
対象OS
Windows95、Windows98、WindowsNT4.0
DFML-K56fをV.90にアップデートするためのユーティリティ

******************************************************************************
DFML−K56f V.90ファームUP for Win 補足情報
Copyright (C) 1998 I-O DATA DEVICE,INC.
******************************************************************************
このドキュメントは、本製品 DFML-K56f V.90ファームUP for Winに関する重要な情報について書かれています。
ご使用の前には、必ずマニュアルと併せてお読みくださるようお願い致します。

●対象OS
Windows95
Windows98
WindowsNT4.0

●このディレクトリの内容
\README.TXT このファイル
SETUP.EXE ファームライターセットアッププログラム
MDMIO56K.INF Windows95/98,WindowsNT4.0用INFファイル
SETUP.EXEにより以下のファイルがインストールされます。
FIRM_DF.EXE ファームライタープログラム
DFML_200.LOD ファームウェアローダーファイル
DFML_112.ROM ファームウェアファイル(K56flex)
DFML2083.ROM ファームウェアファイル(V.90)

●使用上の注意事項ならびに制限事項
V.90のファームウェアにモデムを書き換えますと、K56flexのプロバイダへの接続は33600bps(V.34)以下の接続になります。
現在使用しているプロバイダがV.90に対応しているか確認してからファームウェアを書き換えてください。
ファームウェアを書き換えた後は、必ず添付の新しいINFファイルに変更して使用してください。変更方法は、DFML-K56fサポートソフト添付のUNINST.EXE によりアンインストールを行い、マニュアルを参照しながら再インストールを行ってください。インストール中に「フロッピィディスクからのインストール」または「場所の指定」画面では本ディレクトリを指定してください。
V.90のファームウェアに変更しますと、AT+MSコマンドのパラメータが以下のように変更されます。

V.90の場合
AT+MS=xx,,,yyyyy
xx = 0,1,2,9,10,11,12,64,69
~~
yyyyy = 28000,29333,30667,32000,33333,34667,36000,37333,38667,40000,41333,42667,45333,46667,48000,49333,50667,52000,53333,54667,56000

K56flexの場合
AT+MS=xx,,,yyyyy
xx = 0,1,2,9,10,11,56,64,69
~~
yyyyy = 32000,34000,36000,38000,40000,42000,44000,46000,48000,50000,52000,54000,56000
 
●ファームウェア書き換え方法
「スタート」−「ファイル名を指定して実行」よりSETUP.EXEを起動しファームライターをインストールします。
DFML-K56fファームUPウィンドウが表示され、解凍が開始されインストールされます。
インストールが終了しましたら、「スタート」−「プログラム」−「DFML-K56fファームUP」よりファームライターを起動します。
現在のバージョンはV1.120-1.0 と表示されている事を確認し、ROMFileでV.90を選択し、OKボタンを押します。
書き込みウィンドウが立ち上がり、書き込み開始されます。
Mesageウィンドウにて書き込みが終了しました OK と表示されれば正常に書き込みができました。
ハイパーターミナルなどターミナルソフトより、ATI101 を実行して頂くことでK56flexかV.90モードかの確認ができます。
V1.120-1.0 ・・・ K56flex
V2.083S-V90-1.0 ・・・ V.90
なおV.90からK56flexモードに戻す際は、ROMFileでK56flexを選択して行ってください。
ATI101 を実行してみると、
at
OK
ATI101
DFML-K56f V1.120-1.0 ・・・・確かに K56f モードになっている。
OK

ファームウェア書き換え後にATI101 を実行してみると、
at
OK
ATI101
DFML-K56f V2.083S-V90-1.0  ・・・・V.90 モードに書き換わった
OK

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