++ I・O DATA  DFML-560E ++


2010.2.7初版

I・O DATA  DFML-560E  エコノミーの"E" ?

本体、電源アダプタAC9V1A、Mac用RS-232Cケーブル、電話2芯ケーブル、DFML-560サポートソフト、Getweb!各1枚のFD、マニュアル
占めて一式で315円、近所のジャンク屋さんでゲット。

DFML-560外観

タイトルで問いかけているが、このFAXモデムはおそらくDFML-560の安価版として発売したのだろうと想像している。(\8,500 2001/9/18 生産終了) 他方DFML-560:¥17,000 1998/11/02価格改定、半値であったことがわかる。
内部のICを見てみるとわかるが、DFML-560の方は1個のICに集約されたROCKWELL RCVDL56ACFW/SP R6772-22を搭載している(  こちら )。が、この安価版はCONEXANTのチップである。(あとになってCONEXANTはROCKWELLに吸収された。)
ROCKWELLであればWindows XP が認識し、Windows内蔵のドライバーをあてがえるのでなんら問題なく使うことができる大きなメリットがあるが、 安価版はそのメリットを受けられない。だから安価版なのだろう。

 ※Windows は自動認識しないが、・・・・実用上問題なく使える。
  そもそも、Windows XP 用のドライバーはない。
が、他のFAXモデム(もちろんすべての機種をチェックしているわけではないが)が一度でもきちんとインストしてあれば、たとえこのモデムをWindows XP が認識してなくとも、その従前のドライバーでこのモデムを動かすことができ、「まいと〜くFAX」で正常に動作することを確認している。(すべてのコマンドまでは確認していないが、「まいと〜くFAX」が使うコマンドの範囲なら問題は見つかってない。厳密にみればWindows が認識していないので正常とはいえず、チェックをすればエラーも確認しているが、実際に使うぶんには十分である。)

※※Windows XP サポート外のI・O DATA  DFML-560Eを使う裏ワザ
ただし、どのアプリケーションソフトでも動く保障はないし、いちいち検証できない。個別的に検証するほかない。
もしアイワのモデム PV-AF3361が利用できて、そのモデムでドライバーがインストすることができれば、そのドライバーをそのまま利用できる。
また、OMRON ME3314A をインストした後で、FAXモデムの本体だけ交換しても動作に問題がないようである。
これ以外の型式でもXPが自動認識すればOKとなるかもしれない。あとはやってみるしかない。

これらの事例のように、アイワのモデムPV-AF3361、オムロンME3314Aがインストしてあって、かつ正常動作していれば、後でその本体だけを取り外して、単に PV-BF144 につなぎかえるだけで「まいと〜く FAX 8 Pro」は動作することを確認した。ATコマンドに対して同じ動作をしているからだろうと思われるが、コマンドの細部まではチェックしていない。「まいと〜く FAX 8 Pro」では特殊なATコマンドを使ってないのだろうと理解している。詳しくはしらべてないが・・・


   ■ オムロンME3314A のインスト --> こちら

新たに接続された I・O DATA  DFML-560E にはもともとデバイスを自動認識してもらえる情報を出す機能がない。よって、Windows はあたかも PV-AF3361 がつながれたままだとして、デバイスが動いているようである。
Windows としてはちゃんと認識してないが騙されてままとなり、「まいと〜く FAX 8 Pro」の「モデムのテスト」も以下のように正常の動作となる。

有効なモデムクラス: 1, 2
送信時の最高速度: 14400bps
受信時の最高速度: 14400bps
スピーカ制御コマンド: 有効

クラス2,2.0でのMR符号: 無効 <--有効ではない(ここがちょっと違う)
クラス2,2.0でのポーリング受信: 有効
クラス2,2.0でのポーリング送信: 有効

◆ DOS/Vパソコン用にRS232C用ケーブルは自作した。9Pinオス-9Pinメス の、ストレートケーブルである。
                     ※クロスケーブルではないことに注意!!

1Pinと9Pinは空きのまま、なにも接続しないでもOKのよう。他のピンはすべて同じピンどおしを接続すること。全部のピン同士を繋いでももちろんOK(ストレート接続)

9ピン側オス   9ピン側メス
1--            ---1
2--------------------2
3--------------------3
4--------------------4
5--------------------5
6--------------------6
7--------------------7
8--------------------8
9--            --9

※ Windows XP、まいと〜くFAX8.041にて動作OK。

ど真ん中の小さい方のIC 右下の大きいIC
CONEXANT
L2800-38
E10953.4

  ※8vit MCU(Microcontroller Unit)
CONEXANT
RP56D
R6764-63
E79997.1
 ※通信チップ
http://xmodem.org/chipsets/conexant/conexant_rc56d.html

内部の様子
基板

基板上の重要IC
基板
発熱する部品が全くないのでおそらく低消費電力と思われ、AC100Vラインで実効電流を測定。
電源トランス励磁電流が0.2A、スイッチONで0.3A〜0.4Aとなる。よって消費電流はせいぜい1〜2Wぐらいなもの。

おまけ:
次の資料は、Microsoft Windows XP でデジタル署名されているモデム ドライバの一覧です。 以下のデバイス ドライバが Windows XP CD-ROM に含まれています。--> MS公式サイト http://support.microsoft.com/kb/293221/ja
: リストに含まれるモデムについては、通常、Windows の以前のバージョンに含まれているドライバよりも Windows XP に含まれているドライバが推奨されます。詳細については、モデムの製造元に問い合わせて、デバイスの最適なソリューションを判定してください。
この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 293221 (http://support.microsoft.com/kb/293221/EN-US/)
(最終更新日 2001-09-05) をもとに作成したものです。
メーカーのページより引用 http://www.iodata.jp/products/network/dfml560e/index.htm
DFML-560E」はV.90、K56flexの両方式に対応する外付けBOX型のデュアル対応インターネット・モデム(56,000bps)です。WindowsとMacintoshの両方で使えるマルチプラットフォーム対応です。新筐体によりユーザーの使用環境にあわせ、縦置き横置きのどちらでも設置できます。添付FAXソフトはベストセラーFAXソフトとして名高い「まいと〜くFAX2001 Lite」に変更しました。

※ 56Kbpsは理想値であり、通信速度は回線状況などにより変化します。また33.6Kbpsを越える通信速度は受信の場合のみで、送信時は最大33.6Kbpsとなりま。56Kbpsの性能を発揮するにはご利用のプロバイダが「V.90」もしくは「K56flex」に対応している必要があります。

  • ファームウェアのアップデートが可能です。
  • 将来新しい通信規格が出現してもファームウェアの更新で対応でき、モデムを買いなおす必要がありません。
  • 56K ITU-T標準勧告V.90とK56flexの両プロトコルに対応するデュアル対応低価格インターネット・モデム。
  • 究極の簡単FAXソフト「まいと〜く FAX2001 Lite」が標準添付。
  • ■添付品

    添付ソフトウェア

    • Windows用ベストセラーFAX通信ソフト「まいと〜くFAX 2001 Lite」
      • Windows98、Windows95 OSR2、WindowsNT4.0用
    • ホームページオートパイロットマネージャ「Getweb!TM
      • Windows98、Windows95、WindowsNT4.0用
    • Windows98,95,NT4.0用 INFファイル及び専用ドライバ
    • Apple Remote Access 2.x用CCLファイル
    • DNSET(Windows98,Windows95用)
    • 回線モニター(Windows98,Windows95用)
    対応機種対応OS

    ハードウェア仕様

    適用回線

    電話回線

    NCU形式

    AA/MA/MM

    制御コマンド

    ATコマンド準拠

    ダイヤル形式

    パルス(10/20pps),トーン

    呼出方式

    トーンリンガ


    I/F規格

    RS-232C(D-Sub 9ピン凹)

    DTE速度

    230.4Kbps

    電源

    AC 100V

    重量

    約30g

    外形寸法

    154.0×135.0×32.0mm


     

    データ

    FAX

    適応回線

    アナログ公衆回線

    アナログ公衆回線

    回線接続方式

    2線式モジュラ

    2線式モジュラ

    ダイヤル方式

    パルス(10/20pps)、トーン

    パルス(10/20pps)、トーン

    通信方式

    全二重

    半二重

    同期方式

    調歩同期式(非同期)

    調歩同期式(非同期)

    通信速度 受信のみ
    (K56flex)

    56000/54000/52000/50000/48000/46000/
    44000/42000/40000/38000/36000/34000/
    32000bps

    通信速度 受信のみ
    (V.90)

    56000/54667/53333/52000/50667/49333/
    48000/46667/45333/42667/41333/40000/
    38667/37333/36000/34667/33333/32000/
    30667/29333/28000bps

    通信速度 送受信

    33600/31200/28800/26400/24000/21600/
    19200/16800/14400/12000/9600/7200/4800/
    2400/1200/300bps

    14400/12000/9600/7200/
    4800/2400/1200/300bps

    通信規格

    K56flex
    ITU-T V.90/V.34/V.32bis/V.32/
    V.22bis/V.22/V.21、BELL 212A/103

    ITU-T V.17/V.29/V.27ter
    /V.21ch2

    エラー訂正機能

    ITU-T V.42(LAPM),MNP2-4,10

    データ圧縮機能

    ITU-T V.42bis,MNP5

    通信制御手順

    G3/EIA class1


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