+++ I・Oデータ DFML-560 Class 2対応 RS232Cケーブル、STARFAX にて動作OK+



2008.2.16初版

I・Oデータ DFML-560 FAXモデム CLASS 2対応 RS232Cケーブル

コンピュータ内部のバススロットの空きを確保するために、PCIカードのFAXモデムを取り外すことになり、その代わりに外付けのFAXモデムを使うことになった。
直前まで使っていたFAXモデムカードは --> こちらWindows Server 2003ではだめ   こちらがWindowsXP で成功

新規に外付けのモデムにしたのがこのI・O DATAのDFML−560。
ジャンク屋でゲットした。関係ない電源アダプタ(DC出力なので使えない)が付属して100円也。 画像をクリック↓で原寸大
DFML-560_2.jpg

まず電源を用意
電源アダプタ(入力: AC 100V 50-60Hz 出力: AC 9V 1A ・・・直流出力ではない!!交流出力9Vである)
※※ 交流電流を実測してみると、260mAしか流れず、AC・9V400mA程度の容量があれば問題ないと思われる。

純正品:ACアダプター :品名: AA-091AJ 61-17249(SEIWA SANNGYO)
入力: AC 100V 50-60Hz
出力: AC 9V 1A となっている。
  AC出力というなかば特殊なアダプタは易々手に入らず、同じくジャンク屋さんでセガのゲーム機のものを改造(ねじをはずしてコネクタにぴったりあうプラグ付きケーブルをトランスの2次に半田付け)してACアダプタ(9V860mA)にした。

つぎにRS232Cケーブルを作る
これも適当なものがなかったので作ることにした。
コンピュータ側は9ピンメス、DFML−560側は25ピンオスのコネクタが必要となる。あと10芯ケーブル。

9ピン側   25ピン側
1----------8
2----------3
3----------2
4----------20
5----------7
6----------6
7----------4
8----------5
9----------22

後からモデムの電源を入れてもWindows は認識してくれず、ここのデバイスマネジャには現れない。
コンピュータを再起動するか、下記のようにハードウェアの追加をおこなえばOKとなる。
※※ポイント
このDFML-560のドライバーはWindows XP が標準でもっているので、自動で認識し、セットアップが完了するので世話なしである。

デバイスマネジャ1

ハードウェアの追加ウィザードの開始
ハードウェアの追加1

あらかじめRS232Cケーブルはつないで、モデムの電源もいれておく。


Rockwell 56000 External Modem PnP が真ん中へんにあるので選択して、次へ
ハードウェアの追加3

「正常に動作しています」がでればOK、完了
ハードウェアの追加4

モデムが現れた。これで完了。
デバイスマネジャ2



I・Oデータのホームページより抜粋
WindowsXPにセットアップする手順について

DFML-560は、サポートソフトV1.01のWindowsNT4.0用ドライバにてWindowsXP対応となっています。
サポートソフトのバージョンをご確認の上、以下の手順でセットアップをお試しください。

1.DFML-560をパソコンのシリアルコネクタに接続し、電源を入れます。
2.パソコンの電源を入れ、WindowsXPを起動します。
  (起動した際に、自動的に「Rockwell56000 External ModemPnP」として認識されます。)
3.[スタート]をクリック、[マイコンピュータ]を右クリックし、表示されたメニュー内の[プロパティ]をクリックします。
4.[ハードウェア]タブに変え、[デバイスマネージャ]ボタンを押します。
5.一覧の[モデム]をダブルクリックし、「+」を「-」にして、その下に、
 【 Rockwell56000ExternalModemPnP 】という名称が表示されていることを確認します。

  →表示されていない場合は、モデム本体の電源が入っているか、またシリアルコネクタへの取り付けを確認し、WindowsXPを再起動してみてください。

6.「Rockwell56000ExternalModemPnP」の表示をダブルクリックしてプロパティを開き、[ドライバ]タブを選択します。
7.[ドライバの更新]ボタンを押します。
8.[ハードウェアの更新]ウィザードが開きますので、「一覧または特定の場所からインストールする(詳細)」を選択し、[次へ]ボタンを押します。
9.[検索しないでインストールするドライバを選択する] を選択して[次へ] ボタンを押します。
10.DFML-560サポートソフトV1.01 が FD などのディスクの場合は、まずそのディスクをセットしてください。
   (サポートソフトはダウンロードなどで入手され、ハードディスク上に保存されている場合は、ディスクのセットは不要です。)
11.[ディスク使用]ボタンを押し、次に[参照]ボタンを押します。
12.「フォルダの参照」画面で サポートソフトが保存されているドライブの 「NT40」フォルダをクリックで選択し、[OK]ボタンを押します。
   (サポートソフトのFDをセットされている場合は、マイコンピュータの中の「3.5インチFD」の中にある「NT40」フォルダを選択します。)
13.「NT40」フォルダの中にある「Mdmio56k.inf」を選択し、[開く]ボタンを押し、[製造元のファイルのコピー元] に x:\NT40 と表示されている
  ことを確認して、[OK]ボタンを押します。
   (x は サポートソフトが保存されているドライブ名です。)
14.モデルとして「I-O DATA DFML-560」が表示されますので、[次へ]ボタンを押します。
15.サポートソフトが読み込まれ、しばらくして以下のようなコメントが表示されますので、[続行]ボタンを押します。

   「 ハードウェアのインストール
      このハードウェア I-O DATA DFML-560を使用するためにインストールしようとしているソフトウェアは、WindowsXPとの互換性を検証するWindowsロゴテストに合格して
      いません。 」

16.[完了]ボタンを押し、「閉じる」ボタンでプロパティを閉じます。

以上で、インストールは終了です。
引き続き、正常にセットアップされたかどうか、−インストール終了後の確認−をご覧ください。

− インストール終了後の確認 −

1.[スタート]をクリック、[マイコンピュータ]を右クリックし、表示されたメニュー内の[プロパティ]をクリックします。
2.[ハードウェア]タブに変え、[デバイスマネージャ]ボタンを押します。
3.[モデム]をダブルクリックし「+」を「-」にして、それぞれに以下のよう
 な名称が登録されている事を確認します。
    
     [モデム] 
         「I-O DATA DFML-560」
    
   いずれのドライバに"!"マーク、"×"マークがついていないことをご確認ください。

4.[モデム]に表示されている「I-O DATA DFML-560」をダブルクリックしてプロパティを開き、「診断」タブ→「モデムの照会」ボタンを押してくだ
  さい。
5."モデムと通信しています" と表示され、しばらくした後、コマンド/応答の枠に何かしら英数字が表示されましたら、正常にインストールされ、
  モデムとして応答可能な状態と判断できます。

 ※応答の一部が「コマンドはサポートされておりません」の表示がされていても、ご使用には問題ありません。

以上にてセットアップは完了です。


接続テストの方法

I・Oデータのホームページより抜粋
モデムの動作確認方法について


以下の方法でモデムの動作確認をお試しください。

1.パソコンにモデムを取り付け、取扱説明書の手順でインストールします。
2.[スタート]-[プログラム]-[アクセサリ]-[通信]-[ハイパーターミナル]を起動します。
   *Windows95 の場合は[アクセサリ]-[ハイパーターミナル]を起動します。
3.開いたウィンドウから「HYPERTRM.EXE」アイコンをダブルクリックします。
4.「新しい接続」画面が開きますので、適当な名前(例:TEST)を入力して[OK]ボタンを押します。
5.続けて「電話番号」画面が開きますので、以下を設定して[OK]ボタンを押します。
       国番号  :日本
       市外局番:076    ← お客様の地域の市外局番を入力
       電話番号:117    ← 仮に入力
       接続方法:I-O DATA xxxxx (xxxxxはご使用の製品名)
6. 次に接続画面が開き、[ダイヤル]と[キャンセル]ボタンがありますので、「キャンセル」します。

7.真っ白い画面になり、左上にカーソルが点滅している状態となりましたら、半角文字にてATコマンドを入力して実行してみてください。

  【例】 AT     (ENTER)
         AT&F   (ENTER)
         ATX3   (ENTER)
         ATDTxxxxxxxxxx  → これで「ENTER」すると発信をおこないます。

  * はじめにキーを押した際、文字が表示されない場合がありますが、そのまま続けてENTERキーまで押してみてください。
  * 使用回線がパルス(ダイヤル)回線の場合は、「ATDTxxxxxxxxxx 」ではなく、「 ATDPxxxxxxxxxx」と実行してお試しください。
  * ATDxxxxxxxxxx の xxxxxxxxxx には、プロバイダなどの接続先アクセスポイントの電話番号を当てはめてください。
   ( もし、発信を試せるようなアクセスポイントがないようであれば、当社接続テスト用アクセスポイント 076-260-3368 を当てはめて発信をお試しください。)

 ※ パソコンのハイパーターミナル上に「CONNECT」と表示されれば、正常に発信/接続できています。
   「No CARRIER」等、他の文字が表示されますと通信が確立できていないということになります。

8. 以上の手順にて発信が可能なようであれば、7.にて実行したATコマンドをモデムのプロパティで設定追加して、ご利用をお試しください。

    ◎追加設定に入力するコマンド : AT&FX3

   −Windows95/98/Me/NT4.0の場合−
    ・ [コントロールパネル]-[モデム]から、「I-O DATA xxxxx」(xxxxx はご使いの製品名)のプロパティを開き、[接続]タブを選択します。
    ・ [接続]タブの[詳細]ボタン(Meの場合、[詳細設定]ボタン)を押し、開いた画面の「追加設定」欄に入力してください。

   −Windows2000の場合−
    ・「コントロールパネル」-「電話とモデムのオプション」を開き、[モデム]タブを選択します。
    ・ 一覧から[I-O DATA xxxxx](xxxxxはお使いの製品名) を選択し、 「プロパティ」ボタンを押します。
    ・開いたプロパティの[詳細]タブ→「追加の初期化コマンド」に入力してください。

以上にて、ダイヤルアップネットワークでも 発信、接続ができるかどうかお試しください。


1個のICに集約されたROCKWELL RCVDL56ACFW/SP R6772-22 (W/SPと型番が長い。これがClass2をサポートしていることか? STARFAX2005でCLASS 1/2と応答が返ってくる)

CALSS 2に対応
DFML-560
内部に±10Vが作れている。左上の丸型のブリッジダイオードで整流している。外部のAC電源アダプタで9Vが供給される。電流がAC260mAだったが何ワットの消費電力になるだろうか。


Class 1 なのか Class 2までサポートしているのかを調べてみる
Windows付属のハイパーターミナルを使う。スタート→プログラム→アクセサリ→通信→ハイパーターミナルを起動する。
接続名に適当な名前を付けて、
ハイパーターミナル設定1

接続方法の下向きボタンをクリックして、COM1とかCOM4を探す。 たとえばCOM1を選択する。
ハイパーターミナル設定2

ビット/秒、通常ボーレートと呼んでいるが、これは遅くともかまわないので2400のままでもOK。
設定3

コマンド入力画面になる。ここでAT(小文字 at でもOK)と入力する。OKと返されれば、モデムの接続はOKとわかる。
起動

OKと返ってきたので、モデムの接続はOK。
接続テスト

あとは下記のようなコマンドを打ち込んで、返される情報でクラスとかメーカ名、モデムのいろいろな設定値などがわかる。
at+fclass=2 と打ち込んでOKと帰ればClass2がサポートされていることがわかる。(これはPanasonic TO-BXF56Kの例で、Class2がサポートされているように見えるが、STARFAX2005のテストではClass1としか応答がない。) 
   at+fclass? ・・・クラスを問い合わせる
   at+fclass=1 ・・・クラス1に設定する
   at+fclass=2 ・・・クラス2に設定する

How do I determine if my modem supports fax Class 1 or Class 2?
All current models of PCI-RAS modems support both fax Class1 and fax Class 2.
PCI-RASモデムのすべての現在のモデルはファックスClass1とファックスClass2の両方をサポート します。
However the Rockwell modem chip hardware and firmware used in these products sometimes only offer fax Class 1 support
しかしながら、これらの製品の中に使用されたロックウェルモデムチップハードウェアとファームウェアは時々ファックスClass1サポートを提供するだけです。
(particularly the early revisions of new releases).特に新版の早めの改正で
To determine the fax capabilities of your PCI-RAS modem, access the port using a terminal emulator program (e.g. HyperTerminal in Programs/Accessories in Windows NT/95/98) or use cu under Unix, and issue the following commands:
AT+FCLASS=?
If the modem is Class 1 then the response from the modem to this command will return a string 0,1,1.0. If the modem is Class 1 and Class 2 the response will be 0,1,2, 1.0
If the modem is a Class 2 modem, then you can issue further AT commands to determine the fax microcode revision etc.
AT+FMFR?
This will return Rockwell as the name of the manufacturer of the chip set. Note that you may need to type AT+FCLASS=2 before the FMFR command will be accepted by the modem.
AT+FMDL?
This will return the model number of the Rockwell modem chip used on the PCI-RAS card (e.g. AC/V34 for RA4001).
AT+FREV?
This will return the firmware revision level for the PCI-RAS modem (e.g. V2.05-V.34_ACF_DSI). This same information is returned by the ATI3 command.
AT+FBUF?
This will return the current internal fax buffer settings within the modem, including high water XOFF and low water XON levels.


以下、メーカのページより引用。http://www.iodata.jp/products/network/dfml560.htm

※ 56Kbpsは理想値であり、通信速度は回線状況などにより変化します。また33.6Kbpsを越える通信速度は受信の場合のみで、送信時は最大33.6Kbpsとなります。56Kbpsの性能を発揮するにはご利用のプロバイダが「V.90」もしくは「K56flex」に対応している必要があります。

特徴



適用回線

電話回線

NCU形式

AA/MA/MM

制御コマンド

ATコマンド準拠

ダイヤル形式

パルス(10/20pps),トーン

呼出方式

トーンリンガ

外形寸法

133.0×190.5×30.0mm

回線モニタランプ付き、スピーカ内蔵

  データ通信 FAX通信
通信方式 全二重 半二重
同期方式 調歩同期式(非同期) 調歩同期式(非同期)
通信速度 K56flex
(受信のみ)
56000/54000/52000/50000/48000/
46000/44000/42000/40000/38000/
36000/34000/32000bps
通信速度 V.90
(受信のみ)
56000/54667/53333/52000/50667/
46333/48000/46667/ 45333/42667/
41333/40000/38667/37333/36000/
34667/ 33333/32000/30667/29333/
28000bps
通信速度
(送受信)
33600/31200/28800/26400/24000/
21600/19200/16800/ 14400/12000/
9600/7200/4800/2400/1200/300bps
14400/12000/9600/7200/
4800/2400/1200/300bps
通信規格 K56flex,ITU-T V.90
ITU-T V.34,V.32bis,V.32,V.22bis,V.22,V.21,
BELL 212/103
ITU-T V.17,V.29,V.27ter,V.21ch2
エラー訂正機能 ITU-T V.42(LAPM),MNP2-4,1O
データ圧縮機能 ITU-T V.42bis,MNP5
通信制御手順 G3/EIA class1
   ■ I・O DATA  DFML-560E  I・OデータFAXモデム 2010.2.7 新着
   ■ AIWA PV-BF144 WinXP 「まいと〜く FAX 8 Pro」でOK 2009.7.20 
   ■ 秋月電子通商 USB・シリアル変換ケーブル USB to I/O Port Controllers PL-2303 これは優れモノ 2008.12.1
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   ■ AIWA PV−AF3361に交換した  消費電力が少なそうだから  2008.2.17
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   ■  モデム Conexant RS56-PCI R6793-15 のインスト  Windows Server 2003では失敗だったが・・・  2005.11.23
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