マルマン ラジオクロック AR20


20015.3.15初版

【改造】マルマン ラジオクロック AR20

電源回路からの交流分60Hzが除去できずに「ブ〜ン」というハム音が気になるので、 3端子レギュレータでも噛ませて削減できないかと考察中です。
まだ詳細な回路図を起こしていませんが、
おおまかにわかれば改造もできるのでネットで探ってアレコレ考えているところです。

【ノイズに弱い】
さらに、電源AC100Vラインにノイズが乗っているところでは、アンテナのゲインを上げたところでそのノイズが混ざってしまい、
使用に耐えられないこともわかりました。
コモンモードとノーマルモードに効くしっかりしたノイズフィルターを噛ませると軽減させることが予見できますが
それがラジオ本体を大きく上回る高額になるようなら、そこまでしなくとも
乾電池で動作するラジオがあるのでそれを使います。

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【分解】
裏側から4本のネジで上蓋を止めている
AR20_10.jpg

【 時計用IC LM8560 】
LED表示もおこなっている。
AR20_01.jpg

UTC LM8560.pdf より一部転載
UTC LM8560 CLOCK APPLICATION CIRCUIT(Positive Power Supply)LM8560fig.gif

UTC LM8560 CLOCK APPLICATION CIRCUIT(Negative Power Supply) LM8560negafig.gif
LM8560のアプリケーション http://forum.cxem.net/index.php?showtopic=124316より拝借
こちらの回路の時計まわりの回路が、AR20と似ている・・・
LM8560.jpg
ネットで見つけた、もうひとつのLM8560アプリケーション
lm8560esq.gif
【 TDA7083 】
TEMIC Semiconductors One Chip AM/FM Radio with Audio Power Amplifier

このIC に電力を供給する回路では、
NPNトランジスタS8050ツェナーダイオードによって、+10.2〜10.4v(変動している)を+6.2vに落としています。
ツェナーダイオードは≒6.82ぐらい。

このラジオクロックAR20で使われているこのように簡単な定電圧回路になっています。
が、これではノイズ除去を望めません。
3端子レギュレーターにでも交換すれば「ブ〜ン」というハム音も大きく軽減できそうです。
アンプには最大50mA(600mW)流れるので、
ほんとなら6〜7.5v、100mA程度の小さな3端子レギュレータが最適ですが、そのような機種は出回ってないようです。
仕方ないので手持ちの、入手が容易でもある、でもちょと電圧が低い 5v100mAのものを使う予定です。
    --> (三端子レギュレーター 5V100mA TA78L05S (5個入)


【 採用されている、簡便な定電圧制御回路 】
TrZd.gif
高精度がいらない用途に使われることがあるが・・・
3端子レギュレータが安価になってきたのであえてコレを使う理由も乏しい。
動作原理
負荷電流や入力電圧が多少変動しても、出力電圧はツェナーダイオードの降伏電圧VzからトランジスタのVBEを引いた値になる。
そもそもVBEもVzもあまり変化しないので出力電圧も大きく変化しないという仕組みを利用している。



AR20_02.jpg

TDA1083 メーカーが提示する応用回路】マニュアルより転載
TDA1083radio.gif
https://www.tu-chemnitz.de/etit/zentral/ddr/ds/TDA1083.pdf
化粧箱
AR20box_mod.jpg

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