++ パナソニック Panasonic ES6013P 充電アダプタ RC1-67 分解 ++
2018.9.15 2009.9.22初版
パナソニック Panasonic ES6013P 充電アダプタ RC1-67 分解
このシェーバーES6013Pには、
充電をキチンと制御する機能(満充電を検知する)が組み込まれていない。
充電時間を8時間として、その時間だけでもって充電の完了とみなしている。
取説にはそう説明をしている。
価格相応の機能に抑えていると推察される。
この専用の充電アダプターRC1-67(3.8V 0.7A)を使っていれば、
大幅に超える過電流を流してバッテリーを痛めることはないが、
ユーザーの誤解やミスによって長期間に渡って過充電を繰り返す懸念がある。
充電完了電圧を検出する制御でないだけに、
充電時間8時間を超えないように常日頃の注意がいるが、
ユーザーにそれを期待するのは現実問題として難しい。
この気遣いは取扱説明書には記載されてないが、
一般的な充電バッテリーと同じ取り扱いをしたほうが電池を長く使うことができるであろう。
充電アダプターの無負荷時開放電圧 DC 5.62V(テスター:GBW-9000)
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ほとんど電池がなくなった時点から充電を始めると
82mAからスタートし、みるみるうちに充電電流が減っていく。
下の写真ではその充電途中の値73.4mAを示している。
・・・ Panasonic パナソニック システムスムーサーライト ES6013P、 充電アダプターRC1-67 ・・・
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充電電流73.4mAを示している
Panasonic パナソニック システムスムーサーライト ES6013P、 充電アダプターRC1-67
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満充電に近い状態での充電電流 2.0mA
2.0mA充電中、そのときの端子電圧5.38V ほとんど電圧低下はない。
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【 充電電流の目安 】
内蔵の電池は1.2V 600mAh ニッカドバッテリー×2本直列、DC2.4V。
充電時間は、8時間とあるので、
1.5倍の電荷を流して充電完了とすると、
1.5×600÷8=112.5mA
常識的にも充電電流は600mA×0.1〜0.3=60mA〜180mAぐらいに納めればいいので、
3.8V、200mAが流せる電源アダプタなら問題なさそう。
【 デカすぎて、重たすぎる 】
この充電アダプタ RC1-67 の規格は、 DC3.8V 0.7A とあるので
上の計算からも十分すぎる余裕がある。
※※実際に電池がなくなった場合の充電電流が82mAだったので、
200mA程度の容量もあれば十分であろう。100mAでもいいくらいか。
アダプター内部には電源トランスが入っているがこれが大きく重たい。
また、コンセントの電極の引っ込まず邪魔になるので、
旅行などでは大きなデメリットとなる。
軽くて、しかも安全に充電出来るスイッチング電源のアダプタを見つけなくては・・。
(ただしコネクタが曲者なので、どっかで見つけないといけない。
どうしてもゲットできないなら、
ショート防止を考慮しておけばコネクタピンを直接刺す方法でも構わない。
)
この充電器RC1-67(ES7045K7657Pの後継)が対応するシェーバーは
■適応機種:
ES7961
ES7911
ES7045
ES7043
ES6015
ES6013
【分解】
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【 回路図 】
なにか特別な制御回路でも入っているかと思いきや
分解してみると、単なる非安定化電源ということがわかった。
安定化回路は搭載されていないが
出力電圧の大きな変動もないので、いわゆる定電圧タイプの充電といえる。
@ センタータップ付トランス
A RL201(50V2A)ダイオード2本
B 10V2200μF電解コンデンサー
C 160Ω抵抗器
RC1-67 充電用アダプタ(ES7045K7657P)3.8V 0.7A
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【関連】
■ 【 改造 】RC1-67 〜4Ωを追加、モータ速度を落とす --> こちら
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