++ パナソニック パーソナルファクス KX-PW201-N バッテリーKX-FAN37交換++


2022/05/30 2019/03/12 2010.8.20初版

パナソニック ファクス KX-PW201-N バッテリーKX-FAN37交換

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【重要なお知らせ】
 閲覧いただき、ありがとうございます。
せっかくお越し下さりましたが
Yahoo!ジオシティーズは、2019年3月末にてサービスを終了します。
大変に恐縮ではございますが、
下記の引っ越し先へ、「お気に入り」や「URL」等の変更を
お願いできましたら幸いでございます。
        管理人
 引っ越し先: http://ugyotaku.web.fc2.com/yahoo/diy/KX-PW201-N/KX-PW201-N.htm

すぐに電池切れをおこすようになった。
いわゆる、電池の寿命がきたようである。

通常は、充電器に差しっぱなしにしておくので、いつも充電状態になっている。(トリクル充電)
子機のマニュアルにも「ふだんお使いのとき:ふだんは充電しながら使う」と明記されている。
なので、電池が発熱したまま数年を過ごすことになる。
   ・・・これが必要以上にバッテリの寿命を縮める元だが、めんどくさいのでついついやってしまう。
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挙句の果てが、ほとんど子機として使わなくとも、差しておくだけで電池がダメになってしまうことになる。
過充電がバッテリを発熱させ、劣化を早める原因となる。
ところが、これは多くのメーカも同じような充電方法を採用しており、 電池にとってはマズイ使い方である。
が、メーカとしてはいつでも使える通話機能を優先させ、
これでクレームがくるよりは電池に犠牲になってもらったほうが得であり、
また電池も売れるしクレームも減るのでこの方式を採用しているのだと思う。
なので、納得が行かなくとも電池代(こんなにちっさくとも千数百円はする)は顧客が払わされることになる。

きっちり充電制御ができる仕組にすればもっと長く使えるようにできるが、
機構が複雑になったり、それがもとでトラブルになったり、
また価格も高くなるので電池に犠牲になってもらう安直な充電方法にしているのだと推察される。
一応、バッテリ電圧は子機内部のICでみているが、それでもトリクル充電を切る仕組にはなっていない。

使用可能時間について
電池の使用可能時間の目安

条件       使用可能時間
連続通話     約7時間※
連続待ち受け  約180時間

連続通話時間………充電台からはずして手に持ってずっと外線通話だけを行った場合
連続待ち受け時間…充電台からはずして一度も通話しない場合

通話時間が長くなると、待ち受けの時間が短くなります。
電波の弱い場所では、待ち受け時間が短くなることがあります。
「連続通話時間」および「連続待ち受け時間」は、電波を正常に受信できる静止状態での平均的な利用時間です。充電状態、気温などの使用環境、利用場所の電波の状態、機能の設定などによって、ご利用可能時間は約半分程度になることがあります。
※ スピーカーホン通話でお使いの場合は短くなります。

電池残量マークの見かた
画面に表示されるマークで電池の残量の目安が分かります。

■■■■ 十分残っています
   ■■ 少なくなっています
    ■ ほとんど残っていません

待ち受け中に電池がなくなると「ジュウデン シテクダサイ」が表示されます。
通話中に電池がなくなると(点滅) 4秒ごとに「ピピッ」と警告音が鳴ります。


・・・ ジュウデン シテクダサイ と、アラームがでる・・・
子機


【 製品に入っていた電池 KX-FAN37 】
  内部をバラしてみた。電池メーカ名は不詳(DKSと印字されているが)
  電圧 2.4V、容量 600mAh、仕様 Ni-Cd
KX-FAN37バッテリ

このバッテリーが対応する機種
【FAX本体】
KX-PW201CL、KX-PW201CW、KX-PW95CL、KX-PW95CW、 KX-PW92CW、KX-PW110CL、KX-PW93CL、KX-PW93CW、KX-PW90CL、KX-L6CL、KX-L6CW、KX- L5CL、KX-L5CW、KX-PW101CL、KX-PW102CW、KX-PW88CL、KX-PW38CL、KX-PW38CL、KX- PW48CL、KX-PW96CL、KX-PW37CL、KX-PW47CL、KX-PW57CL、KX-PW76CL、KX-PW55CL、KX- PW36CL、KX-PW36CLW、KX-PW16CL
【電話機本体】
VE-CV03、VE-CVW03、VE-SV01CL、VE-SV02L、VE-CVW02L
【増設子機】
KX-FKN110、KX-FKN340、KX-FKN330、KX-FKN90、KX-FKN320、KX-FKN96、KX- FKN300、KX-FKN310、KX-FKN76、KX-FKN55、KX-FKN36、KX-FKN22、VE-CS210A

ちなみに、この電池を充電する回路は --> こちら

◎ このバッテリKX-FAN37の相当品を自作してみる

すでにニッカド電池は入手が難しくなってきており、やむを得ずニッケル水素電池を使うことにする。
近所の100均ショップSeriaでニッケル水素電池をゲット。
  VOLCANO NZ 1.2V 1300mAh ・・・ コストパフォーマンスが優れもの。
■ VOLCANO NZ とその充電器の分解 --> こちら

【 ハンダ付け作業 】
ポイントは、電極を過熱し過ぎないこと。
   ※過熱しすぎると爆発したり危険なため、ハンダ付けに自信のある人以外はお薦めしない。

事前に紙やすりでハンダを乗せる電極面をキレイに磨いておき、1秒プラス1秒でハンダ付けを終えること。
   最初の1秒で電極にハンダを乗せ、次の1秒であらかじめリード線にヤニ入りハンダを乗せて準備していたものを電極にハンダ付する。
リード線は製品に入っていた電池からハンダを外して使う。

※半田ごては60W以上を使って瞬速でハンダ付けを終えること。手持ちの100Wを使っておこなった。

・・・ ニッケル水素電池 VOLCANO NZ 1.2V 1300mAh 兜嵩cコーポレーション・・・
相当品

あと、電池がバラケないようにビニールテープを巻いて子機のなかのコネクタにプラグを挿し込んで完成。
子機
動作テストも勿論OK。

これからは充電器に差しっぱなしにしておかないで、充電が終わったら抜いておくようにする。
そうすれば要らぬダメージを電池に与えることがなくなり電池本来の寿命が期待される。
この方法だと充電管理を使用者がやらなくてはならず、めんどくささがある。
それが気にならなければ、もっとも賢い使い方である。
たまには電池が少なくなっているのに気がつかず通話中に電池切れが起きるかもしれないが・・・・

※電池容量が600mAhから2倍の1300mAhになったので、充電回数も単純に半分になる計算である。
一回の満充電で通話できる時間も2倍になり、
これまでから比べたらあまり面倒を見なくとも実用上支障のないように使えそうである。

■ 受話器あげても無音、電話が途中できれる 〜Panasonic KX-PW201-N --> こちら(ブログ)
■ 受話器あげても無音、電話が途中で切れる FAX電話器 Panasonic KX-PW201-N --> こちら

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