++ ニッケル水素電池充電器 JDK-801 分解 ++


2011.7.26 2009.12.13  2009.4.11 2009.4.7 2009.3.30初版

ニッケル水素電池 充電器 JDK-801 分解

近所の100円ショップセリアSeria で単4電池、充電器ともに¥105也
電池の方は120円ぐらいで売られているものもあり極端に安いということはないが、充電器の方は破格値である。内部の電子部品ひとつひとつを日本の電気街で調達できるとして、入手しようとしたら軽く5〜600円ぐらいするだろう。人件費と部品代、そして利益がどうなっているのか興味津々である。

※思わぬ発見があった!!

雑音が酷く使い物にならなかったMP3プレーヤーGH-KANA-SDKにこのニッケル水素電池を入れたところ、さほど雑音が気にならないほどに低減していることにビックリ。
このGH-KANA-SDKは大飯食らいで単4電池の消耗が激しく、電池代を節約するためにアダプタを作って対応していたが、それも不要になりそうである。何事もトライしてみるものである。

   ■ 単4電池アダプタが簡単に作れる --> こちら
   ■ GH-KANA-SDKが復活 〜ニッケル水素電池なら雑音が低減することがわかった〜 --> こちら


単4 VOLCANO NZ 1.2V 750mA      JDK-801ニッケル水素電池(専用) 単3・単4対応
JDK-801_1 入力電源 AC100V 50/60Hz
出力 DC1.4V 135mA

目安充電時間
単4形
  750mA 約6.5時間
単3形
 1300mA 約11.5時間
 1800mA 約16時間
 2000mA 約18時間
 2300mA 約20.5時間

充電完了の回路もなく、整流用ダイオード1本と電池に電流が流れているのを表示するだけの機能のLEDが一つ、それを点灯させる抵抗器が1本あるだけの超手抜き回路である。それらが2回路分あり、同時に2本が充電できる。
よって、過充電にはくれぐれも注意しなくてはならず、タイマーなどを仕掛けて充電時間を管理しなければならない。
JDK-801_3


整流用ダイオードと抵抗器2.7Ω5%級が左右それぞれ一本ずつ見える。LEDは基盤の下に隠れている。
JDK-801_2

電源トランス
              無負荷時、トランス二次側電圧電圧:4.7V 
単三型ニッケル水素電池2本装着時、トランス二次側電圧:2.79V
単四型ニッケル水素電池2本装着時、トランス二次側電圧:2.86V
回路図
回路図 ※訂正:LEDのアノードはそれぞれ電源トランスの2次巻き線につながっています。図を差し替えました。2009.12.13


LEDの極性と電流が流れる方向
LEDの極性
 ■ ニッケル水素電池・充電器 〜JDK-801、使い勝手を良くしてみる --> こちら
 ■ 皆様からの情報に感謝  〜間違いも多くてスイマセン --> こちら
 ■ GH-KANA-SDKが復活 〜ニッケル水素電池なら雑音が低減することがわかった〜 --> こちら

【おまけ】
このニッケル水素電池VOLCANO NZ 1.2V 750mAの放電特性を調べているサイトがあるので、ご紹介します。
  ◇ 『気の迷い』ザ・ダイソー「ReVOLTES」 --> こちら

もくじへ

inserted by FC2 system