++ 5LED サイクルフラッシュライト 自転車用ライト 分解&消費電力測定++


2013.4.8初版

5LED サイクルフラッシュライト 自転車用ライト 分解&消費電力測定

【 追記:単四電池の身代わりとなる、アダプターを作った 】追記記事

5LED サイクルフラッシュライト グリーンオーナメント(セリアSeria)
5LED_CYCLE_FALSH_LIGHT_4.jpg
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分解したところ 電流制限も兼ねる制御用IC  ・・黒い樹脂で封印  12.3KΩチップ抵抗
5LED_CYCLE_FALSH_LIGHT_1.jpg

高輝度LEDが5個もついていて、かなり遠くまで光りが届く。
単四電池4本、
点灯時LEDに掛かる電圧3.54V(LEDで全部並列接続)
バッテリ電圧5.89V
電流は142mAと結構流れる。
LED一本あたり、142÷5=28.4mA

他方 、
IC内部での消費電力は0.142×(5.89ー3.54)=0.33W
LED5本で合計0.50W消費するのに対して、ICで消費される分がバカにならない。
LEDだから電気喰わないという単純な話では済まされない。

ICの中では、電流を制限し、フラッシュシングと電源入りきりの制御。
プリント基板上に実装されたICチップは、樹脂(黒色)で封止されている。

電池三本で(4.5V)で動作するかもしれないので確認してみるとぉ・・・
単四電池3本だと、消費電流が79.2mAまで減り、
点灯時LEDに掛かる電圧も3.37Vと小さくなる。
バッテリ電圧は4.51V、
LED一本あたり15.8mAとなり半分近くまで減少する。
これでも、ちゃんと点灯するし、フラッシュもする。
消費電力は
LED5本では79.2mA×3.37V=0.27W消費電力
ICの中では、0.0792×(4.51ー3.37)=0.09W消費、73%減となりお幅に無駄な消費を抑えられる。
若干暗くなるが、この方が経済的であり合理的となる。

さらに、
なんと電池2本でも点灯するしフラッシュする。
5LED_CYCLE_FALSH_LIGHT_3.jpg

だいぶ輝度は低下するので実用的な明るさは得られないがICの機能チェックができる。
点灯時LEDに掛かる電圧2.89V
電流は12.0mA
LED一本あたり2.4mA
バッテリ3.07V
LEDの消費電力は12.0mA×2.89V=0.035W
ICの消費電力は12.0mA×(3.07V-2.89V)=0.0022W
電池を2本まで減らすと、ICで無駄に捨てられる電力を0.0022÷0.33=0.007 99.3%削減できる。

わぉ!
これでも動作するICって優れもの!


フラッシュ回路内蔵
スイッチのメーク接点で点灯→点滅→消す

※※ 待機電流を謀ろうとしたが検出不能、無視できるほどの微弱と推定。※※


上記の検証をもとに、
【単四電池の代わりとなる、アダプターを作った】
5LED_CYCLE_FALSH_LIGHT_6.jpg

【できあがり】
見栄えは気にしないことにします。機能すればいいということで。(苦笑)
5LED_CYCLE_FALSH_LIGHT_8.jpg

これ1本を作れば、電池3本で点灯させることができ、無駄な浪費を73%削減できます。
夜間での明るさですが、これで十分と思います。
なにもないと無灯火でお咎めを受けますが、これを点けておけばしょっ引かれることもないでしょう。

  ■ 実用的な自転車用ライト 〜5LED サイクルフラッシュライト --> こちら
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