++ Debian GNU/Linux 5.0.7インスト 富士通 FM/V ME3/507++


2010.12.26初版

Debian GNU/Linux 5.0.7インスト 富士通 FM/V ME3/507

【インストメモ】
忘却の彼方とならないように、メモっておく備忘録である。

ここでの目的は、非常用のWebサーバーを作ることにある。
メインのマシンが止まったときなど、短時間だけサイトのトップページなどを表示させる。
なんせWindows 98 時代のマシンなのでハードウェアの貧弱さはどうすることもできない。その制限内でセットアップすることを念頭に置いている。
直前までDebian系のUbuntu をいれていたが、WebサーバーがApacheとなり動作の重たさを感じていた。

で、余計なものは入れず軽量さをもとめるため、lighttpd をインストすることにする。
Webサーバーとして、所要の動作ができればそれでよしという方針でやっている。
設定が終わればマシンはすべてLANから操作することになり、キーボードもマウスもモニタも一切使わない。すべてターミナルエミュレータPoderosa を使い、操作をする。その最新版は --> http://ja.poderosa.org/

【 Debian インストレーション 】

■ 富士通 FM/V ME3/507マシン
       CPU AMD K6 256MB
       Debian GNU/Linux 5.0.7
   
nstaller boot menu
 ・Install
 ・64 bit install
 ・Graphical install
 ・64 bit Graphical install
 ・advanced option -->
     ・Expert install
     ・Resume mode
     ・Automated install
     ・64 bit Expert install
     ・64 bit Resume mode
     ・64 bit Automated install
     ・Graphical Expert install
     ・Graphical Resume mode
     ・Graphical Automated install
 ・Help

Choose language
Japanese 日本語
キーボードの配置の選択
日本(106キー)
CD-ROMを検査・・
追加コンポーネント・・
DHCPでネットワークを設定しています・・
ネットワークの設定
ネットワークハードウェアの検出 DHCPでネットワークを設定しています・・ 
   ネットワークの自動設定に失敗しました。あなたのネットワークはおそらく、DHCPを使っていません。または、DHCPが遅いか、何らかのネットワークハードウェアが正しく動作していないのでしょう。

ネットワークの設定
ここでは、DHCPによるネットワークの自動設定の再試行(もしDHCPサーバーが反応に長い時間がかかるものであれば、これで動作するでしょう)またはネットワークの自動設定を選ぶことができます。また、ある種のDHCPサーバーはクライアントから送られる特定のDHCPホスト名を必要とするもので、ホスト名付きDHCPによるネットワーク自動設定を再試行することも選択できます。

ネットワークの設定方法:
 ・ネットワークの自動設定を再試行
 ・DHCPホスト名付きでネットワーク自動設定を再試行
 ・ネットワークを手動で設定  <・・・これを選択
 ・今ネットワークを設定しない

ネットワークの設定
IPアドレスはあなたのコンピュータに固有で、ピリオドで区切られた4つの数字から成ります。ここで何を使ったらよいかわからなければ、ネットワーク管理者に相談してください。

IPアドレス:

192.1XX.XXX.XXX
ネットマスクはあなたのネットワークでのマシンの位置を決めるのに使われます。値がよくわからなければ、ネットワークの管理者に相談してください。ネットマスクにはピリオドで区切られた4つの数字を入力します。

ネットマスク:

255.255.255.0 ・・・これは自動で出てくる
ゲートウェイは、デフォルトルータとしても知られるゲートウェイルータを示す(ピリオドで区切られた4つの数字から成る)IPアドレスです。LAN外(たとえばインターネット)に行くすべてのトラフィックは、このルータを通って送られます。めったにないことですが、ルータがないこともあります。その場合、ここは空のままにしておきます。この質問の適切な答えがわからない場合は、ネットワーク管理者に相談してください。

ゲートウェイ:
192.168.0.1  ・・・これも自動で出てくる
ネットワークでのホスト名を探すのに使うネームサーバをここに指定してください。3つまでのネームサーバをスペースで区切ってIPアドレス(ホスト名ではありません。リストの最初のサーバが最初に問い合わせが行われます。ネームサーバを使わないのであれば、このフィールドは単に空のままにしておきます。

ネームサーバアドレス:
192.168.0.1  ・・・これも自動で出てくる
このシステムのホスト名を入力してください。
ホスト名はネットワーク上でのあなたのシステムを識別する1つの単語です。ホスト名を何にすべきかわからないときは、ネットワーク管理者に相談してください。
あなた自身のホームネットワークをセットアップしているのであれば、ここに何を指定してもかまいません。
ホスト名:
hoge

ドメイン名はあなたのホスト名の右側に付くインターネットアドレス部分です。これはたいてい、.jp、.com、 .net、 .edu、 .orgなどで終わります。ホームネットワークをセットアップしているのであれば、何を指定してもよいですが、あなたの所有するコンピュータにはすべて同じドメイン名を使うようにしたほうがよいでしょう。
ドメイン:
hoge.com

時間の設定   ・・・時刻を取得しています
ディスクの検出

ディスクのパーティショニング
このインストーラはディスクをパーティショニングするのを(種々の標準スキームを使って)ガイドし、望むなら手動でもできます。ガイドに従ったパーティショニングでも、あとでその結果をみたりカストマイズしたりする機会があります。
ディスク全体に対してガイドによるパーティショニングを選ぶと、続いてディスクをどのように使うか尋ねられます。
パーティショニングの方法:
 ・ガイド:ディスク全体を使う <--これを使う
 ・ガイド:ディスク全体を使い、LVMをセットアップする
 ・ガイド:ディスク全体を使い、暗号化LVMをセットアップする
 ・手動

ディスクのパーティショニング
選択したディスクのすべてのデータは失われます。ただし、変更を本当に行うことを確認するまでは、実際にはこの処理は行われません。
パーティショニングするディスクの選択:
IDE1 マスタ(hda)- 15.1GB Maxtor 91512D7

ディスクのパーティショニング
選択されたパーティショニング:
IDE1 マスタ(hda)- Maxtor 91512D7:15.1GB
ディスクは、いくつかの異なる機構のうちの1つでパーティショニングされます。よくわからなければ、最初の選択肢を選んでください。
パーティショニング機構:
・すべてのファイルを1つのパーティションに(初心者ユーザには推奨)
・/home パーティションの分割
・/home、 /usr、 /var、 /tmp パーティションを分割 <--これを選択

ディスクのパーティショニング
これはあなたの現在の設定済みパーティションとマウントポイントの概要です。その設定(ファイルシステム、マウントポイントなど)を変更したいパーティション、新しいパーティションを追加するための空き領域、あるいはパーティションテーブルを初期化したいデバイスのいずれかを選択してください。

ガイドによるパーティショニング
パーティショニングについてのヘルプ
IDE1 マスタ(hda)- 15.1GB Maxtor 91512D7
1.基本 353.7MB B f ext3   /
5.論理 5.0GB     f ext3   /usr
6.論理 2.9GB     f ext3    /var
7.論理 756.7MB   f ext3    スワップ
8.論理 403.0MB  f ext3   /tmp
9.論理 5.7GB    f ext3   /home
パーティションへの変更を元にもどす
パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み <--これを選択
ディスクのパーティショニング
続けると、以下に挙げた変更はディスクに書きこまれます。あるいは、さらに手動で変更を加えることができます。
※警告※
これはパーティションを初期化するのと同様に、削除するとしたパーティションの全てのデータを破壊します。
IDE1 マスタ(hda)
以下のデバイスのパーティションテーブルが変更されます:
IDE1 マスタ(hda)のパーティション1を ext3に
IDE1 マスタ(hda)のパーティション5を ext3に
IDE1 マスタ(hda)のパーティション6を ext3に
IDE1 マスタ(hda)のパーティション7を スワップに
IDE1 マスタ(hda)のパーティション8を ext3に
IDE1 マスタ(hda)のパーティション9を ext3に
パーティションを初期化しています・・・
ベースシステムをイントールしています・・
ユーザとパスワードのセットアップ
’root'(システム管理者アカウント)のパスワードをここで設定する必要があります。悪意のある、あるいは資格のないユーザがroot権限を得てしまうことは大損害につながるので、rootのパスワードは簡単に推測できるものにならないように注意を払うべきです。辞書に載っている単語や、あなたのミドルネームのようにあなたに関連する語であってはなりません。
良いパスワードは、アルファベット・数字・記号で構成されます。また、定期的にパスワードは変更されるべきです。
パスワードの入力時はパスワードが表示されないことに注意してください。
root のパスワード:
XXXXXXX

ユーザとパスワードのセットアップ
ユーザアカウントは非管理者権限で、rootアカウントの代わりとして使うために作成されます。
このユーザの本名を入力してください。この情報は、ユーザの本名を表示あるいは利用するプログラムのほか、このユーザから送られるメールのデフォルトの発信元といった形で使われます。あなたのフルネームを入力するのが妥当な選択でしょう。
新しいユーザの本名(フルネーム):
XXXX

新しいアカウントのユーザ名を選んで下さい。あなたのファーストネームを使うのは妥当な選択です。ユーザ名の先頭は小文字アルファベットでなければならず、数字・小文字アルファベットの任意の組み合わせで構成されます。
あなたのアカウントのユーザ名:
YYY
良いパスワードは、アルファベット・数字・記号で構成されます。また定期的にパスワードは変更されるべきです。
新しいユーザのパスワードを選んで下さい:
XXXXXXXX

パッケージマネージャの設定
ネットワーク上あなたに最も近いDebian アーカイブミラーを見つけることが最終目標です。近隣国はもちろん自国でさえ最適の選択とは限らないことに注意しましょう。
Debian アーカイブミラーの国:
日本
Debian アーカイブミラーを選んで下さい。最適なインターネット接続となるミラーがわからなければ、あなたの国または地域にあるミラーを利用するのがよいでしょう。
通常、ftp.(あなたの国コード).debian.org が良い選択です。
Debian アーカイブミラー:
ftp.jp.debian.org <-- これを選択
パッケージマネージャの設定
外の世界にアクセスするのにHTTPプロキシを使う必要があるなら、プロキシ情報をここに入力します。そうでないなら空のままにしておきます。
プロキシ情報は、"http://[[user][:pass]@]host[:port]/"の標準形式で指定してください。
HTTPプロキシの情報(なければ空):

aptを設定しています・・・

ソフトウェアの選択とイントール
popularity-contest を設定しています。
このシステムであなたがもっとも利用したパッケージについての統計をディストリビューション開発者に匿名で提供するシステムを設定できます。この情報は私たちが1番目の配布CDに入れるべきパッケージであるかどうかなどを決定する際に役立ちます。
参加することを選ぶと、自動提出スクリプトが毎週一回自動的に実行され、ディストリビューション開発者に統計が送られます。収集された統計は、http://popcon.debian.org/で見ることができます。
この決定はあとでいつでも”dpkg-reconfigure popularity-contest"を実行して変更できます。
Debian パッケージ利用調査に参加しますか?
はい <-- 選択 ソフトウェアの選択
現時点では、システムのコアのみがインストールされている状態です。あなたのニーズに合うようにシステムを調整するために、以下の定義済みソフトウェアコレクションから1つ以上をインストールすることができます。
インストールするソフトウェアの選択:
[ ] デスクトップ環境
[ ] ウェブサーバ
[ ] 印刷サーバ
[ ] DNSサーバ
[ ] ファイルサーバ
[ ] メールサーバ
[ ] SQLデータベース
[ ] ラップトップ
[※] 標準システム <--とりあえずこれだけ

【Ubuntuの場合、このような選択項目がある。参考まで】
----------------------------------------------------------------------------------------------------------

たとえコンピュータの盗難にあったとしても、ホームディレクトリに保存されているすべてのファイルが保護されるように、ホームディレクトリの暗号化を設定することができます。
そうすることで、システムはログイン毎に暗号化されたホームディレクトリをマウントし、ログアウト時には自動的にアンマウントを行います。
ホームディレクトリを暗号化しますか? いいえ ・・・を選択
パッケージマネージャの設定
    HTTPプロキシの情報(なければ空き) 使わないので空欄
ソフトウェアの選択とインストール
  セキュリティアップデートを自動的にインストールする ・・・これでいいのではないか
[  ] DNS server
[*] LAMP server ・・・LAMP serverとはLinux, Apache, MySQL, PHP/Perl/Pythonの頭文字です。
[  ] Mail server
[*] OpenSSH server
[  ] PostgreSQL database
[  ] Print server
[*] Samba server
[  ] Tomcat server
[  ] virtual Machine host
[*] Manual package selection
C-T:Menu ?:Help q:Quit u:Update g:Download/Install/Remove Pkgs
あらたに追加がなければQuitでいいのでは?
MySQLの”root”ユーザに対する新しいパスワード:XXXXXXX
----------------------------------------------------------------------------------------------------------

ハードディスクへのGRUBブートローダーのインストール
ここでインストールされるものは、このコンピュータの唯一のオペレーティングシステムのように見えます。
もしそうであれば、あなたの一番目のハードドライブのマスターブートレコードにブートローダをインストールするのが無難でしょう。

警告:
インストーラがあなたのコンピュータに存在するほかのオペレーティングシステムを検出するのに失敗すると、マスターブートレコードの変更は、(ブートしたあとでGRUBを手動で変更できるものの)そのオペレーティングシステムを一時的に起動不可能にすることになります。
マスターブートレコードにGRUBブートローダをインストールしますか?
はい

インストールの完了
インストールは完了し、新しいシステムを起動する時となりました。あなたのシステムが新しいシステムをインストールしたディスクから起動するよう、インストールメディア(CD-ROM、フロッピー)が除かれていることを確認してください。


ちゃんと起動、ユーザでもrootユーザでもログインできるのを確認した。
まだLAN経由では繋がってない。

   ■ SSHのインストールは --> こちら



【おまけ】

80番ポートを変更するのは2つのファイル

/etc/apache2/ports.conf の2か所

# If you just change the port or add more ports here, you will likely also
# have to change the VirtualHost statement in
# /etc/apache2/sites-enabled/000-default NameVirtualHost *:8080
Listen 8080
<IfModule mod_ssl.c>
# SSL name based virtual hosts are not yet supported, therefore no
# NameVirtualHost statement here
Listen 443
</IfModule>


/etc/apache2/sites-enabled/000-default の最初の行、1か所
<VirtualHost *:8080>
ServerAdmin webmaster@localhost

DocumentRoot /var/www/
<Directory />
Options FollowSymLinks
AllowOverride None
</Directory>
<Directory /var/www/>
Options Indexes FollowSymLinks MultiViews
AllowOverride None
Order allow,deny
allow from all
</Directory>
最後に、apache2の再起動を忘れずに

# /etc/init.d/apache2 restart
* Restarting web server apache2 ... waiting . [ OK ]
#

http://192.1**.0.*1*:8080/index.html
これでindexページが見えればポート番号が8080に変わったことがわかる。




   ■ Debian 5.0.7 SSHのインスト、Poderasaで鍵の生成・接続 -->  こちら  2010.12.26
   ■ 非常用のサーバーをセットアップ 〜富士通 FM/V ME3/507にUbuntu --> こちら (ブログ)
   ■ Ubuntu Server 9.04 インスト --> こちら
   ■ 美しいものが生き残る  〜Ubuntu 9.04 Server --> こちら (ブログ)
   ■ 第二のご奉公  FM/V ME3/507が Linux で蘇る --> こちら (ブログ)
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